前へ目次 次へ PR 27/100 にじゅうなな 深夜の月は際立って見えた 山の中で眠った日の輝きは格別だった 意識が絞られ、その他の存在が霧のように消えていった しなやかな美しさに魂が吸い込まれそうになった 街中で雑多の干渉を受ける月はどう見える 文明に存在が飲まれていくように錯覚するが、 過去の個人は尊重されていたのだろうか 詳細な規則に、拡大する監視は抑圧感を生むが、 かえって個性にアクセントが生まれるのだろうか いずれも相対の先の絶対的自我には無縁の戯言 都会の月も綺麗に思える強さが欲しい