前へ目次 次へ PR 12/100 じゅうに 闇夜の森を独り闊歩 道端の小枝を踏みながら 小気味よい音を奏でる 立ち入り禁止の保護区 自然がそのまま生きている 自死のための行動にはあらず 映像を世界に届けるため 自身を見世物にするようだ 芯がなければ 自我がなければ 管理困難な技術である 優柔不断な迷い人も 誰かのためならと急かされるように 危険を顧みない行動に走る 見定めるような呻き声が響く 気付いた頃には悲鳴を上げる暇もない 沈黙ののちに咀嚼音 個性のない獣の餌 承認欲求の成れの果て