暖かカイロと貼るカイロ
「ええ、まるで問題はありませんね」
「「氷菓先生!?」」
まさかの音頭の同意に驚く立花と葵である、
「どうしたのですか2人とも驚いて?」
「それはこっちのセリフですよ氷菓先生、音兄ちゃんに賛成するなんて」
「スバっと酷いこと言う実の妹のりっちゃんである、やっちゃ~ん」
フランケンシュタイン屋台に泣きつくドラキュラ音頭である、
「ホントだよ母さ、氷菓先生、11月にしては今日は暖かい方だけどさすがにこの上からコートだけじゃ」
「問題ありませんよ、はい」
どこから出したのか氷菓先生は右手に[振るカイロ]、左手に[貼るカイロ]を大量に差し出した、どこに持っていたのだろうか?、
「さぁどうぞ遠慮なくたくさん使ってください」
「わぁ~さすが氷菓先生有難うございます!」
嬉しそうにカイロを受けとる音頭、
「アリガトデース、ヒョーカティーチャー」
「いいんですか氷菓先生?」
「ええ問題ありませんよ、こういう時の為の顧問ですから」
「絶対違うと思いますけどね氷菓先生?」
「まぁまぁサキュバス会長、せっかく氷菓先生が用意してくれたんですから、ここは遠慮なく大量に使わせてもらいましょう」
「音兄ちゃん、そんな図々しい」
「いいえ立花さん、祭君の言うとおりです、せっかく用意したのですから大量に使ってください」
氷菓先生はそう笑顔で言ってくれる、