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祭音頭の音頭6  作者: カシギ
22/67

衣装説明[2]

「お次はフランケンシュタインの怪物ですね、これも凝ってますよね、ウィッグの髪の量を多くして頭を長く見せてそこにボルトを通す、ジャケットとジーンズはボロボロにしてホラー感を出してますよね、ジャケットには肩パットが入っているのでより大きく見えますし、靴も厚底ブーツなので背も高く見える」


「より大きく見せようとしているわけですね、制作者である山吹部長の熱意がこもってますね」


山吹の熱意と技術に素直に感心する葵であるが、


「問題は最後のサキュバスの衣装ですわ音兄さん」


「ええそうですね、そこが最大の問題ですね」


立花と葵の意気投合ぶりがすごい、


「問題ね~?、特になにもないと思うけど」


音頭は陽気に言いながら説明にはいる、


「まぁとりあえず最後はサキュバスですね、これも凝ってますよね、黒い水着のビキニで下は丈の短いスカート、黒いチョーカーについてるハートのアクセサリー、黒いストッキングに黒いハイヒール、ウィッグから短い角がちゃんと出てる、ビキニの上からちょっとした羽も生えてて、尻尾もパンツから取り付けてしかも垂れないように強度もあってちゃんと曲がってるっていう」


「「・・・・・」」


葵と立花は無言である、


「カイチョー、リッカードーシタノデースカー?」


陽気に声をかけるパルディアである、


「さぁコレで全部の説明は終わったよ~」


一仕事終えた感じの音頭であるが、


「音頭君」


低いトーンで音頭の名前を呼ぶ葵、


「はい?」


「このサキュバスの衣装を恥ずかしいとは思わないんですか?」


直球な葵である、


「え~そうですか?、だって水着ですしその上からスカートも履いてるんですから」


「パンツが余裕で見えるぐらいの丈しかないのをスカートとは言わないんだよ音頭君!、だいたいそのスカートだって透けててビキニが余裕で見えるじゃないかい!」


とうとう葵の口調が[素の葵]の口調に戻った、

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