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通学路は異世界
硬くなった雪の上を進んでいると遠くに人影が見えた。
混乱していたので早歩きでそばを通り過ぎる。
通り過ぎようと・・したんだけどな
姿が確認できる位置に来た時目を捨てようかと思った。
どう見ても映画に出てくるゾンビだったから
目は首元まで垂れ下がり体は黒く血まみれだ。
これ以上近づきたくないが
バスに乗り遅れたくはない
さあどうしようか
「おはようございまあす」
これ以上にさわやかな笑顔はないだろう。
なのになぜ腕をつかむか
「おぉお・・ゆう・しゃ・・おぉぅお」
気持ち悪い
気持ち悪い気持ち悪い
「うるさいなあッ離してよ」
素早く手をひっこめ逃げようとした。
逃げる隙間はなかった。
周りは数えられないほどのゾンビで埋め尽くされていた。
どっかのゲームかっての・・
しぬっての ゲームオーヴァー
気付くと手にはあの怪しげな剣が握られていた。
ばとるたいむ すたあとおっ




