起床
初めてノートに書いた駄作ですが楽しんでもらえるといいです。
主作の「栗の変化」もよろしくお願いします。
今日は朝から何かがおかしい。
ゆっくりと昇る太陽も、静かに吹く風もいつも通り。
だけど何かがおかしい。
そう、朝起きた時の母の言葉からこの狂った一日が始まったんだ。
ジリッリリリリリッジリッリン
壊れかけている目ざましが耳障りな音を立てる。
「うぅ、ああー朝だ。頭痛いなあ」
森岡沙理は薄暗い部屋で起き上がった。
力なく時計を止めクローゼットへ向かう。
ゆっくりと制服に腕を通し、丈の短くなったスカートをはき鞄をつかむ。
あくびしながら下に降りる。
手すりに身をもたれかけてあたりを見渡すとだれもいない。
「え、誰もいないの」
リビングに入り机の上のサンドウィッチを一つ手に取る。
少なくとも母は起きてるはず
小さくかぶりつくと時間の経過した味が広がった。
野菜が浸みてパンが水っぽい
「かあさーん、いないの、美佐紀ー起きてるぅ」
声は家じゅうに響いたが返事はない。
キッチンに入ると黒い人影が目の前に現れた。後ろを向いた母らしい。
冷蔵庫を開けながらつぶやく。
「なんなの、居るなら居るって言えば・・」
こちらを向いた母を見てそれ以上進められなくなった。
母は全身を黒いドレスで包み、手には怪しげな光を放つ剣が握られている。
そう・・剣。
21世紀で合ってる、、よね。




