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転生するなら馬でしょ!  作者: 駄馬
第1章
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第2-1話

 うん?狭い…のか?

 …動きが取れないぞ。真っ暗?つか目が開けられない?

 …なんか押し出される感じだ。よくわからんが出た方が良さそうだし、押し出されるままの勢いで行こう!


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 プハァァァ!!!

 肺いっぱいに呼吸をする!

 鼻に水っぽいのが入ってて「フン!!」と強く吐き出す。


 目を見開くと目の前には馬がおり、こちらを心配そうに見ている。なんだ?と思い自分の体を見ると………


(馬の脚だ!本当に転生したんだ!)

 たった今、出産された仔馬に転生したらしく母馬が体の羊膜を取ってくれている。


(確かすぐに立たなきゃダメなんだよな?)


 人と違い動物達は出産後直ぐに行動できる種族が多い。敵から逃げるためだ。生後数年間もの間ロクに動けない人とは違うのだ。


(立てるか?)

 立とうと思い脚を動かすがまともに立てない。

(ガクブル状態じゃねーか!)

 脚自体が震え膝が折れてしまい一度倒れこむ。

(くそ!立て!立つんだ俺!)

 ジョーばりに気合いを込め再度踏ん張る。

 だが、脚はグラつき踏ん張れない。

(実際、テレビで仔馬達も頑張ってたんだがら俺も出来る!)


 何とか脚に力を込め、四肢を大地に立てる。

(良し!まだ頼りないけど立てたぜ!)

 周りを見渡し現状を把握しようと辺りを見渡す。


 辺りは真っ暗で土砂降りの雨が降っておりよく見えない。しょうがないなぁと思い天を仰ぐ…刹那…

 凄まじい雷鳴が響き、近くの巨木に落ちる!!


 ドーーーン!!!

(うおっ!?雷鳴イベか?こちとら産まれたてでまともに動けんから怖いんだよ!やめてくれ!)

 ピョン!と飛び跳ね思いっきりビビり、そして派手にコケる。

(もう!立つの大変なのに)

 一人愚痴りながらも再び立ち上がる。


 …もう来ないだろうなぁ?と雷にビビりながらも母馬の元に行く。初乳だ。体に必要な栄養素、抵抗力をつける為には必須なのだ。


 この歳の(80歳)意識を持ちながら乳を飲む事になるとはなぁ…と、自嘲気味なれど必要な事なのでしっかり飲む。

(たっぷり飲んで寝たら身体能力の確認と、この場所の把握、状況整理しなきゃな。)



 ダバの馬生は今再スタートしたのである。




読んでいただき感謝です!<(_ _)>

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