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異世界プロフェッショナル職業一覧  作者: 総督琉
都市詳細シリーズ
43/43

『第九都市ソード』

p43、第九都市ソード

 ■概要


 第九都市ソード、別名剣聖の都は剣士にとっての登竜門。世界中から優れた剣士が集まり、最強を競う。日々都市内で剣士同士の戦いが起こり、弱い者はすぐに淘汰される。

 剣聖の都には剣士界の頂点である九人の剣士「九廻剣聖」が君臨している。彼らには八十八ヶ所剣城巡りを終えた者であれば誰でも挑むことができるため、自分を最強の剣士と称する者は集う。


 剣聖の都に多い職業は、魔法剣士、魔法鍛治師、魔法大工、魔法農民、魔法忍者、魔法職人、魔法商人、魔法医師、魔法茶人、魔法僧侶などである。

 特に和国出身者が多く訪れている。


 この都市の始まりは異世界歴2415年。初代九廻剣聖宮本五郎五右衛門と小次郎四郎詠貞の決闘。巌龍島での決闘は、死闘の末に宮本五郎五右衛門の勝利に終わった。

 その日を機に最強と呼ばれた彼のもとに多くの剣士が集い、やがては都市となった。





 ■地名


【聖剣京】

 都の中心には巨大な聖剣が刺さっており、剣聖の都で最も発展している場所。宿屋や食事処など、様々な設備に富んでいる。


 ●聖剣城

 聖剣京中心に刺さる巨大な聖剣型の城。九廻剣聖それぞれの部屋があり、そこにたどり着くまで様々なトラップなどがある。最上階には歴代九廻剣聖の剣が遺されている。


 ●大内裏

 剣聖家のみが居住を許された場所。


 ●旧大内裏

 かつての大内裏。現在は剣士寮生と大学寮生の合同練習場になっている。


 ●剣士寮

 一般の者が通う剣士学校。


 ●大学寮

 剣聖家や剣聖を輩出した一族の者が通う剣士学校。


 ●神泉院

 九廻剣聖や剣聖家の遊宴場。


 ●冷泉院

 退位した九廻剣聖が暮らす。


 ●朱雀院

 退位した九廻剣聖が暮らす。


 ●廻剣舎

 警備や見廻りを行う廻剣士が滞在している場所。



【灰鉄剣城】

 八十八ヶ所剣城の一つ。灰鉄剣が中央に刺さっている街。灰と鉄によって街がつくられており、時々灰鉄が意思を持って街を襲う。



【惰眠剣城】

 八十八ヶ所剣城の一つ。惰眠剣が中央に刺さっている街。この街に入るだけで眠くなる。



【冥海剣城】

 八十八ヶ所剣城の一つ。冥海剣が海底に刺さっている。たどり着くためには海獣が泳ぐ海を潜らなければいけない。



【天喰剣城】

 八十八ヶ所剣城の一つ。天喰剣城が天空に浮いている。飛行魔法が使えない者は周囲を飛ぶ鳥獣の背に乗ってたどり着く。ただし鳥獣は気性が荒い。



【戦場大森林】

 当時の九廻剣聖柊木景守が創建した柊木道場に、道場破り五人組が現れた。五人は当時の戦国剣客百人衆であり、五対一の戦いで苦戦した。

 景守は実力の半分で戦うつもりだったが、苦戦したことで全力を解放した。五人は瞬殺され、痕跡として大森林が残った。大森林の中では現在でも柊木道場が開かれている。



【巌龍島】

 宮本五郎五右衛門と小次郎四郎詠貞が決闘を行った場所。龍が封印されている場所で、時折封印から出ようと龍震が起こる。





 ■法令


【一騎討ち】

 正式な一騎討ちを望む場合、自身が居合の構えで相手の前に立ち、相手も居合で答えた時、初めて一騎討ちが成立する。



【刀狩り】

 欲しい刀剣を持つ者を襲い、勝利した場合刀剣を奪える。ただし負けた場合、これまで奪った自身の刀剣を渡さなければいけない。



【道場破り】

 道場に乗り込み、道場側が設けたルールに則って勝利した場合、道場を潰す、または乗っ取ることができる。



【八十八ヶ所剣城巡り】

 剣聖の都には八十八の剣城がある。全ての城に城主がおり、皆一流の剣士。全ての城で彼らを倒すか認められるかすれば、下克上の権利が与えられる。



【下克上】

 九廻剣聖へ挑む権利。もし勝利した場合、九廻剣聖へなることができる。





 ■九廻剣聖


 ●赤紫式部

 どんな戦いにおいても全身全霊、死の危機に瀕しても、意識を失いかけても、何度でも立ち上がる。倒される度立ち上がる。勝つまで戦い続ける剣聖。


 ●闇源氏

 闇源氏五十四帖を従える。闇源氏五十四帖は皆闇源氏の妻であり、剣士や医師、茶道家など、幅広い女人から構成される。


 ●葛飾四方斎

 剣士兼絵師。自分で絵に描いた戦いを再現するために戦う。決闘を挑まれた際も、戦う前にまずは絵を描いてそれ通りの戦いをする。


 ●悪徳太子

 悪のカリスマ。他人を悪に落とすことが得意で、様々な者に悪意を吹き込んだ。彼は自ら悪事を起こさないため、誰も彼の素顔を知らない。


 ●牛若罰

 剣術『牛若剣術』

 刀剣『牛鬼』

 当時の九廻剣聖から受けた刀狩りを返り討ちにし、九廻剣聖へ成り上がった若き剣童。


 ●孔雀姫

 ある日、空から孔雀が降ってきた。孔雀は九廻剣聖に拾われ育てられた。やがて孔雀は剣を振るうようになった。九廻剣聖に匹敵するほどの武勇で。


 ●火巫女

 魔族に拐われ、火炙りにされているところを九廻剣聖に助けられた。全身に火傷を負いながらも、奇跡の復活を遂げ、九廻剣聖になった。

 彼女の願いはただ一つ。妹を奪った魔族の殲滅。


 ●柳生什兵衛

 柳生家至上最大級の火力を秘めている。


 ●神楽坂明日香

 先代剣聖花島翠恋に惚れた少女時代。毎年花島翠恋の聖地巡礼を行うほどの純愛。もちろん流派は花島麗々うらうら流。





 ■剣聖家

 五人以上九廻剣聖を輩出した一族のこと。


 ●宮本家

 魔力を用いる剣術『魔刀一心流』創始家。

 初代九廻剣聖、宮本五郎五右衛門から始まった一族。

 初代が創設した道場は、現在では剣聖四大道場に数えられている程隆盛している。門下生の中からも、九廻剣聖になった者が三人いる。

 初代はまだ最強がいない剣聖の都において、初めて最強と言われた男。やがて彼を中心に九廻剣聖、並びに八十八ヶ所剣城巡りの仕組みが成立した。



 ●柊木家

 自然魔法と剣術を合わせた『柊木流』の開祖家。

 八歳に頃からダンジョン領域に刀剣とともに放置される。自力で家に帰らなければいけない。他人の力を借りた場合、再びダンジョン領域に放置される。最初は第一区画、その後第二区画と続き、第九区画まで合格すれば晴れて一人前となる。

 過去に柊木家が本気で戦ったことがあるが、その戦いの痕跡が戦場大森林として残っている。



 ●柳生家

 火属性魔法と二刀剣術を組み合わせた『柳生心眼流』を編み出した一族。

 和国に古くからある剣術の一族。魔法が発見されて以降、時代に対応すべく魔法剣術を模索した。様々な属性と剣術を組み合わせた結果、最終的に火属性魔法が最強であることに気付く。



 ●冷泉家

 和国の皇族の一つ。魔法に優れた血統であり、様々な魔法剣術を幼い頃から習得させられる。十二歳までの英才教育を終えた後、剣に優れた異世界へ従者とともに旅をする。



 ●龍町源氏家

 固有の剣術を持たない。

 和国に古くからある貴族、源氏二十一流の一つ。和国の政治へ大きな影響力を持ち、結成している武士団で治安維持も行っている。

 一度は将軍を輩出したこともある一族であり、「龍町」という都市を築いた。龍町は一時期和国の中心的存在になるほど栄え、現在でも有数の大都市である。

 一族の者は皆人並み外れた筋力を持っており、噂によれば源氏と龍が交尾をした末に生まれた一族であるという。中には硬い皮膚を持った者や、魔法を使わず火を生む者までいる。

 龍町源氏家の始祖は源氏龍経りゅうつね。彼は当時刀狩りを行っており、多くの名刀を収集した。そのため一族の倉庫には無数の名刀が眠っている。





 ■戦国剣客百人衆

 剣聖の都で現在つわものと称される百人の剣客。八十八ヶ所剣城巡りを終えた者の中から選ばれる。八十八ヶ所剣城城主は含まれない。


 ●新名にいな斜芽ななめ

 剣術『魔刀一心流』

 刀剣『ピサの斜刀』

 宮本剣術道場の卒業生。八十八ヶ所剣城巡りを全て初回で終えている。九廻剣聖には破れたものの、百人衆の中で現在最も九廻剣聖に近いと言われている。



 ●羽小路はねこうじ飛麿とびまろ

 剣術『魔刀一心流』『飛剣流』

 刀剣『飛願島』

 宮本剣術道場の卒業生。新名のライバル。幼い頃、人斬り血暮ちぐれ重兵衛じゅうべいにより家族を失っている。



 ●氷芹ひょうきん

 剣術『吹雪流』

 刀剣『雪季』

 第三代"九廻剣聖"吹雪フブカの子孫。元九廻剣聖に一騎討ちで勝利している。



 ●ニーニエ・クルセイド

 剣術『クルセイド流』

 刀剣『聖剣ホーリーナイト』『魔剣ダークナイト』

 元々は聖剣會に所属していたが、現在は魔剣會に所属している。寝返った理由は特になく、ただ魔剣と聖剣の区別ができないほどバカで、聖剣を持っている集団のもとへ駆け寄ったら魔剣會であり、流れで加入した。



 ●古代朝

 剣術『古代剣術亡骸なきがら

 刀剣『朽ち果てた夢』

 古き文献を読み漁り、古代剣術を解読・習得した。



 ●古旗こはた鏡死郞

 剣術『鏡花水月流』

 刀剣『鏡の国』

 いつも背中にぬいぐるみを背負っており、ぬいぐるみに傷をつけられた瞬間にぶちギレる。ぬいぐるみは彼が惚れたぬいぐるみ職人が作った。



 ●霊妃

 剣術『和道流』

 刀剣『王剣すめらぎ古歴これき

 1000年以上前の和国の王妃であり、死亡後に幽霊になった。生前の剣の腕はいまいちだったが、幽霊はどんな攻撃もすり抜けるため、恐れず剣を振り続けて1000年、逸脱した剣士となった。

 彼女が死亡した理由は、国王の寵愛から見離されたからである。死亡時にはお腹に子がおり、死後子供が誕生した。霊妃はそれに気付き、自分のお腹の子を1000年以上探し続けている。



 ●蛇園へびぞのくらう

 剣術『大蛇一刀流』

 刀剣『紅色果実』

 和国にて国家転覆を企んだ大罪人。現在は世界各地を放浪中。



 ●血暮重兵衛

 剣術なし

 刀剣『血戦刀』

 卑怯な手で剣士を襲う人斬り。常に正面からは戦わず、罠や策略で戦う。吸血鬼のため、相手の血を吸うことで強化する。彼の前では血を流すほど不利になる。



 ●天宮空鵜そらう

 剣術『空中斬撃改』

 刀剣『天世三日月』

 今最も剣聖の都を脅かす人斬り。既に百人斬りを達成している。





 ■魔法剣術流派


魔刀まど一心流】

 魔法剣術三大源流の一つ。多くの魔法剣術がここから派生した。

 宮本五郎五右衛門によって考案された魔法剣術。全ての型は刀剣に魔力を込めるところから始まり、その後技へ発展する。

 この流派の理論は「魔法は必要ない。魔力と剣さえあれば、これからの時代でも最強になれる」

 ●剣術

 ・『魔刃マジン』刀剣に魔力を込めた状態での斬り。

 ・『魔羽刀マハト』刀剣に込めた魔力を刀剣状に飛ばす。

 ・『魔円流マエル』刀剣に込めた魔力をドリル状に回転させる。

 ・『魔揺乱マユラ』刀剣に込めた魔力を揺らし、攻撃の威力に大小をつくる。大きい波の時に攻撃を当てれば威力は大きく、小さい波の時は威力は弱い。

 ・『魔麟守マリス』刀身に魔力を多く込め、強度を増した上で敵の攻撃を刀身で受け止める。

 ・『魔抜喰マバク』鞘に納めた状態で魔力を込め、鞘に込められた魔力が許容量を超えた瞬間に爆ぜるような抜刀をする。

 ・『魔刀マド一天』相手の頭上へ飛んだ上で、刀身に込めた魔力の重みで一回転しつつ、相手を斬る。

 ・『裏』各技を刃先でない方で攻撃する。


 ●柔術

 ・『登竜門』相手の身体を足場にして相手の頭上を取る。

 ・『怒髪天』相手の後ろ髪を掴んで一本背負い。

 ・『影武者』残像を残す。

 ・『不退転』転びそうになった場合に一回転して反撃に転じる。

 ・『金字塔』金的蹴り。

 ・『太鼓判』猫だまし。

 ・『素頓狂』戦闘中に刀から手を離す。主に体術へ移行する起点。

 ・『天動説』相手の四肢を掴み、一回転させ放り投げる。

 ・『千鳥足』変則不転の戦闘歩行。

 ・『無駄骨』骨折した場合、骨の折れた部分に魔力を集中させ、簡易的に治療を施す。




【伏魔無心流】

 魔力を隠して戦う剣術。常に鋼之太刀の状態から技を開始する。一切の魔力を内部にとどめる流派。

 この流派の理論は以下である。「攻撃すると宣言して攻撃することほど愚かなことはない。故に、攻撃を悟らせぬ術が勝利へ導く」

 ●剣術

 ・『鋼之太刀』刀剣の内部にのみ魔力を込める。魔力を外へ漏らさない。刀剣の強度が上がる。

 ・『ふる之太刀』刀身の内部に込めた魔力を揺らし、振動力を生む。

 ・『朝之太刀』真向斬り、袈裟斬り、一文字斬り、逆袈裟斬りを一連の動作として行う。

 ・『夜之太刀』真向斬り、左袈裟斬り、左一文字斬り、左逆袈裟斬りを一連の動作として行う。


 ●柔術

 ・『振魔ふるまけん』体内で循環させた魔力を振動させることで、打撃に振動を加える。

 ・『鋼魔こうま之拳』拳に魔力を集中させることにより硬度を得る。

 ・『切鉈せつな之拳』拳の魔力を間接に集中させ、刃物のような鋭さで攻撃する。




【燕魔流】

 小次郎家によって考案された魔法剣術。カウンターに特化した剣術。

 小次郎家初代当主はある理論を提唱した。「自分と他人の間に大きな差異はない。この差異を埋めようとする呼吸を突けば、容易に相手を葬れる」

 ●剣術

 ・『燕返し』刀剣の振り下ろしをかわされた後、相手が反撃してきた刹那に刀を切り返し振り上げる神速の一太刀。

 ・『恩返し』相手の攻撃を受けている間に相手の急所を突く。

 ・『鸚鵡おうむ返し』相手と全く同じ動作を同じタイミングでする。

 ・『空刕くり返し』相手の攻撃を空中に飛び回避し、空中から攻撃する。

 ・『光電返し』素早く振るわれる相手の刀剣に自身の刀剣を素早く擦らせ、火花を散らせ、火を纏った刀剣で斬る。

 ・『射狩いしゅ返し』弾丸や投擲物などを刀身で流して跳ね返す。


 ●柔術

 ・『掌返し』刀を振るってきた相手の手首を掴み、腕の間接を逆折する。

 ・『踵返し』片足を後退した刹那にもう片方の足を前進させて相手と距離を詰める。

 ・『裏返し』前方に布を広げつつ、相手の攻撃をヒラヒラで流したら、相手へ飛び込み、布で首を絞める。




【柳生心眼流】

 柳生家によって編み出された剣術。二本の刀剣に炎を纏わせた状態から技は始まる。

 この流派の理論は以下である。「火力イズ絶対的正義」

 ●剣術

 ・『焔十字』二本の刀剣を交差させて攻撃する。

 ・『焔天』相手の身体に刀剣をかざし、刀剣からありったけの炎を放つ。

 ・『焔喰い』相手の刀剣を二本の刀剣で挟みつつ、滑らせて敵を斬る。

 ・『焔槍』刀剣の尾から炎を放ち、ロケットのように刀剣を飛ばす。

 ・『焔鳴』音が響くほどの大業火を刀剣に纏う状態。

 ・『奥義・終焔』居合の構えで鞘内に火炎を溜め、爆炎とともに超速超威力の一太刀を放つ。


 ●柔術

 ・『熱指』超高温にした指先で触れる。

 ・『熱波』熱い吐息。

 ・『温穿』拳を超高温に熱し、相手を貫く。

 ・『温縄おんじょう』金属に縄状にするほどの熱を加える。




【雷陰流】

 とどろき戦雷せんらいによって提唱された剣術。雷属性魔法と剣術とを合わせる。

 ●剣術

 ・『稲妻』電雷を纏った神速の抜刀。

 ・『流雷』相手の武器を受け流す際、相手の武器に電気を流す。

 ・『飛雷』刀剣に纏わせた電気を飛ばす。

 ・『霹靂』全身に電気を纏わせて高速移動し、相手が自分を見失った瞬間に攻撃する。

 ・『穿雷』電気を纏った剣での刺突。

 ・『絶』刀身を折って刃先を電雷で生成し、相手の防御をすり抜けて首を斬る。


 ●柔術

 ・『雷指』電雷を纏った指で相手の身体を突く。

 ・『雷鳴』相手の耳もとで指を鳴らして放電し、聴覚を麻痺させる。

 ・『帯電』触れた物体に電気を付与する。

 ・『発電』相手に密かに帯電を行い、遅れて放電する。

 ・『静電』汗に電気を纏わせ飛ばす。

 ・『香電こうでん』電気を粒子状にして空気中に飛ばし、取り込むことで麻痺していく。

 ・『浮電』周囲の電気を纏う物体に自分を引き寄せ、高速移動や浮遊する、




【花島麗々うらうら流】

 美しき九廻剣聖、花島翠恋により考案された魔法剣術。

 この流派の理論は以下である。「戦場とは死に場所。死に場所には花を手向ける」

 ●剣術

 ・『花薙ぎ』刀剣の振りとともに花びらを散らし、相手の視界を遮る。

 ・『花吹雪』花びらと風圧で相手を吹き飛ばす突き。

 ・『壊天薔薇エディンバラ』無数の薔薇を生やし、一点に向けて薔薇と刀剣を突き刺す。


 ●柔術

 ・『捕植』ツルで相手を縛る。

 ・『被周ひまわり』自分を覆うように巨大な葉っぱを生やす。

 ・『ゆり』大地内部に木を生やし、木を揺らして大地をも揺らす。




【角小太刀流】

 二角ほんにより考案された魔法剣術。さほど強くはなく、また使いこなすことが難しく利点も少ないため、使用者は少ない。

 そもそもこの流派には大きな弱点がある。主に額に小太刀を添えて攻撃する。そのため軌道が読みやすく、簡単に防げてしまう。

 この流派の理論は「角フェチ故に角が最強であることを知っている故に角を剣術に取り込んだ」

 ●剣術

 ・『突角とっかく』二本の小太刀を額に添え、前傾姿勢で敵へ突進する。

 ・『開角かいかく』二本の小太刀を側頭部に添え、前傾姿勢で敵へ突進する。

 ・『螺旋角』二本の小太刀を額に添え、進行方向と並行に回転しながら突進する。


 ●柔術

 ・『頭突き』前傾姿勢で相手の懐に潜り、頭から突進。

 ・『四足歩行』四足歩行により縦横無尽に動き回る。

 ・『犬噛みつき』犬のように獰猛に噛みつく。

 ・『猫鳴きごえ』猫の威嚇の鳴き声。

 ・『遠吠え』遠くまで響く吠え。




【空中斬撃改】

 天宮京海により考案された剣術。天宮家は空を走る。というのも、天宮家は『浮上魔法イカルガ』を継承しているため。

 この流派の理論は「空は我々が支配した」

 ●剣術

 ・『浮上礫』周囲の物体を浮上させる。

 ・『落伍礫』浮上させた物体を落下させる。

 ・『浮落退転』浮上と落下を繰り返し、相手を翻弄し斬り刻む。


 ●柔術

 ・『浮上拳』相手に打撃した瞬間、拳に浮上魔法を付与する。

 ・『天下浮踊ふぶ』自身を浮上させて攻撃を回避する。

 ・『浮乱浮嵐』相手や周囲の物体、切り抜いた地面ごと浮上させ、空中での戦いに持ち込む。





 ■大きな出来事


【聖剣城の戦い】

 十二派閥による大きな戦い。九廻剣聖がそれぞれに派閥を持ち、九廻剣聖に匹敵する剣士の派閥も集結し、聖剣城にて激突した戦い。

 一万人を超える剣士がこの戦いで刀剣を振るい、千を超える命が散った。

 戦いのきっかけは九廻剣聖制度の拮抗。九廻剣聖はそれぞれ争わず、玉座に君臨する。そのため、宮本五郎五右衛門の時のように最強は決まっていなかった。最強を欲した時代が引き起こした戦乱。



【髑髏剣城の戦い】

 九廻剣聖の一人が髑髏剣城で宴会の誘いを受けた。酔いが回ったところ、無数の髑髏兵が襲いかかる。しかし相手は酔うことで真価を発揮する剣術『すい流』の使い手。圧倒的剣術で剣城ごと破壊され、後々八十八ヶ所剣城が新たに創設されることとなった。

〉p44、第十都市ラーガ

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