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異世界プロフェッショナル職業一覧  作者: 総督琉
異世界職業シリーズ③
31/37

『異世界運び屋』

p31、異世界運び屋

 ■概要


 異世界運び屋とは、魔法や魔法道具などを駆使し、危険な荷物や極秘の荷物などを運ぶ職業である。一般的な職業は異世界配達員だが、異世界運び屋は闇的な職業である。

 異世界配達員よりも稼げるかわりに、危険度は大きい。特にブラックマーケット関連の商品を多く扱うため、多くの組織から狙われる。どんな障害が立ち塞がろうとも、荷物を運びきらなければいけない。


 異世界運び屋に求められるのは、運搬能力と戦闘能力、隠蔽能力や隠密性などである。異世界運び屋に襲撃は付き物である。いかに戦闘をくぐり抜け、商品を守りきれるか。


 異世界運び屋は実績に応じて星が増減する。優秀な働きをすれば星は与えられ、頼りない働きをすれば星は減少する。

 依頼人は運び屋の星に応じて報酬を支払う。星が多ければ多いほど報酬は高くなるが、その分確実性が増す。




 ■専門道具


道具鉄鞄アイテムボックス

 スーツケース型の収納道具。拡張魔法、保護魔法、不壊魔法、施錠魔法が施されている。多くの運び屋が愛用する。施錠魔法がかけられているため、開けるためには魔力認証が必要。魔力認証は基本的に運び屋のもので登録されている。



停止信号パラライザー

 懐中電灯型の魔法道具。光を当てた者に麻痺状態を付与し、行動を鈍らせ停止させる。



変身リボンコーディネーター

 リボン型の魔法道具。この道具を胸元に当てると、あらかじめ設定していた服装に一瞬で換装できる。



予備小鞄セカンドポーチ

 小さい鞄。拡張魔法によって内容量は増加しているため、様々な武器やアイテムを収納できる。



偽装短剣フェイクナイフ

 一見短剣に見えるが、拳銃や毒針などの機能を備えた道具。相手の不意をつける。




 ■主な異世界運び屋


運び人トランスポーター

 現在最も星を多く獲得している人物。彼に与えられた星は『80』。白髪に白眼、白い服を着た人物で、いつも謎の少女を引き連れている。その少女は星人であり、人とモンスターの混血。ある任務での配達の商品であったが、彼は密かに配達先の組織を壊滅させ、少女を仲間にした。

 少女はあらゆる物を体内に飲み込み、保管できる。運び屋としては優秀な能力を持っている。また彼は戦闘力に長けており、多くの襲撃者を葬ってきた。



【七瀬幽雷ゆら

 星32の運び屋。気まぐれな性格で、気に入った荷物が商品である場合、偽物と入れ換えて配達してしまう。そのことがバレて星を10減らされたが、それでも懲りずにまた同様のことをやってしまう。

 だが戦闘力は優れており、ギルドや魔法警察相手でも容赦なく倒す。そのため彼女にはギルドや魔法警察などから目をつけられた商品の運搬を任される。



【テレポーター】

 星70の運び屋。テレポート家の生まれであるため、《転移魔法テレポート》が使える。配達成功率は脅威の100パーセント。



【雀蜂】

 星58の運び屋。虫を操る魔法を使い、特に彼女は蜂を好む。戦闘中は自身の四方八方を無数の蜂で多い、近づく者全てに毒針を刺すよう命令を与える。ムカデや蜘蛛などを操り、襲撃者を生理的に戦意喪失させる。




 ■過去の事件


【ギルド戦艦消失事件】

 ブラックマーケットが数年に一度開催する大会『暗黒ポータルトーナメント』。最も優秀な運び屋を決めるべく行われ、入手難易度の高いものを盗み出せるかを競う。

 そこでテレポーターが引き起こした事件。大会で指定された物はとある戦艦内部に隠されたお宝。その戦艦はギルド海軍所有のもので、常に水上を移動していた。

 ある日、ギルドに急報が入る。戦艦失踪を知らせる連絡だった。戦艦も乗組員も失踪した。ギルドは調査を行い、ブラックマーケットにあることを掴む。

 真相を聞くと、テレポーターが戦艦ごとブラックマーケットへテレポートさせたようだった。だがブラックマーケットも取り扱いに困っていたらしく、金品との交換ですぐに返還してもらえた。



【トランスポーターVSテレポーター】

 トランスポーターへ一件の依頼が入った。それは『巨人の槍』の輸送。トランスポーターは順調に輸送を行っていたが、襲撃を受ける。襲撃者を迎撃した後、正体を問う。全員が金で雇われたと返答する。

 今回の商品はそれほど狙われる価値はない。だが商品以上の金額が刺客に支払われた。トランスポーターは察する。襲撃者の黒幕は同業者。目的はトランスポーターの星を減らすこと。

 推測通り、星が同等のテレポーターが襲撃してきた。トランスポーターは少女を守りつつ戦闘を行う。だがテレポーターは神出鬼没。現れては消えるハイドアントアタック。


 トランスポーターは廃工場地帯へ逃げ込み、テレポーターと対峙。テレポーターが攻勢一方かと思われた矢先、廃工場一帯が爆発する。テレポーターは火傷を負ったものの転移したが、トランスポーターは死体となって発見された。

 テレポーターは死体を確認後、笑顔で現場から立ち去った。だが死体は偽物だった。トランスポーターはあらゆる事態に備え、自分に偽装させた死体を持ち運んでいた。骨格や顔、その他あらゆる容姿を整形した改造死体。

 トランスポーターは無事配達を完了した。



【死体降らし】

 ギルドがブラックマーケットへ本格的な調査へ入った頃に起こった事件。ギルド本部に大量の死体が降った。全ての死体がギルド職員であり、時期も踏まえてブラックマーケットの仕業だと断定。

 証拠は出てきたが、犯人はブラックマーケットととは全く無関係の人物だった。嘘とは見抜いていたものの、立証する術はなかった。結果、ブラックマーケットから手を引かざるを得なかった。

〉p32、異世界極道

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