キャラ紹介(ほぼネタバレ)
先読みの力・過去読みの力等様々な能力が存在する世界だが、魔法とは別枠として捉えられている。
能力は子供が二人いたとしても、その片方にしか受け継がれない。一方のみという感じ。ただしこれは能力者を守るためにも、一般には明かされていない事実。関係者以外にはその血族に近い者に産まれるよ~くらいにしか認識されていない。
オリヴィエ=クレンティア(21)
・それなりに名が通っている旅芸人一座の踊り子。花形の踊り子だった。踊りの技術に関しては幼い頃からずっと練習を積んできたため、卓越したものがある。
・姫巫女になってからは周りが貴族だらけのせいもあって、常に自己評価が低い。
・美しい金色の髪に紅い瞳。かなり人目を惹く容姿をしている。
・実は姫巫女の一族。
・キアナの母親の姉の子供。母親も先読みの力を持っていたが、国に縛られたくなかったために、逃げ出した。
・旅芸人一座のダンサーの男性と恋に落ちる。そしてオリヴィエが産まれた。
・父はオリヴィエが産まれる前に、母親はオリヴィエが10歳の時に亡くなっている。母親に褒められたかったから踊りを始めた。
種族:人間(先読みの一族)
年齢:21
性別:女
利き手:右
身長:170
誕生日:8/11
出身地:シューディリア皇国・べニアの古い宿
肌の色:白系
瞳の色:金
髪の色:紫銀
ヘアスタイル:腰まである髪の毛
家族構成:父(故人)、母(故人)
師匠:踊り子
友人:ミーア、キアナ
職業:姫巫女
能力:未来予知
技術:卓越した踊り、魔法が少し得意
好き:踊り
嫌い:礼儀作法や腹の探り合い、陰口を言われること
性格:裏表がない。正直者
口癖:「私は……自分に正直でいたい。後ろめたいことは残したくないの」
趣味:踊り
ファッション:巫女の服
テオフィルス=グレイスヴィッツ(24)
・グレイスヴィッツ王国の第一王子にして王太子。
・白に近い茶色の髪に美しい青い瞳を持つ容姿端麗な典型的な感じの王子。
・王宮で剣舞を披露していたオリヴィエに一目惚れ。
・本来は普通にオリヴィエを囲うはずだったのに、彼女の素性調査をしている内に姫巫女の家系だと分かってしまい、先読みの力の有無を調査することに……。そして彼女が先読みの力を持っていた為、簡単に囲うことが出来なくなってしまう。
・オリヴィエが姫巫女となってしまい、その能力に悩んでいることも悟っていたために、自分の気持ちを伝えられなかった。(彼女の能力が好きなんだと思われたくなかった)
・ある意味最も先読みの力に怒っていた人物。
・先読みの力が無くても、存続できる国を……と思い、各方面から力をつけていた模様。先読みの力を求め続け、それを搾取し続けるこの国はおかしいと思っていた。
種族:人間
年齢:24
性別:男
利き手:左
身長:189
誕生日:1/25
出身地:グレイスヴィッツ王国の王都。城の中
肌の色:普通
瞳の色:紫
髪の色:金
ヘアスタイル:正装の時は後ろに撫でつけるようにしている
家族構成:父、母、姉、弟
師匠:なし
友人:宰相・騎士団長とは仲が良い。
職業:第一王子
能力:先見の明
技術:器用
好き:自国の民、動物
嫌い:嘘
性格:猪突猛進
口癖:「ふむ……それも一理ある」
趣味:乗馬
ファッション:騎士服、正装
アドール=インシェ(23)
・過去を読む一族の末裔。
・過去を読むことによって、その者に本当に罪があるのかを占ってきた。(眠っている筈だった)オリヴィエの事も寝ている間に過去を読んで、殺すか否かを決める筈だった。
・無実なのに罪を被せられるということに異常なまでの怒りを表す。
・自分を殺さないと分かっていながら、敢えて、殺さない条件としてなどと言いながら契約をする。
・実は何度かこのようなこと(無実だと判断し、助ける)はあったが、今までは誓いを立てる程の事はしてない。
・オリヴィエが死んだ妹に似ていたからという理由もあった。
過去読みの一族……数十年前に無実だったがとある罪を着せられ、国から迫害された。その頃から森でひっそりと暮らす。
種族:人間
年齢:23
性別:男
利き手:左
身長:185
誕生日:4/23
出身地:グレイスヴィッツ王国王都近く
肌の色:褐色
瞳の色:翠
髪の色:青
ヘアスタイル:後ろで纏めている
家族構成:母、妹、弟分
師匠:母
友人:なし
職業:魔女見習い
能力:過去視
技術:人間の解体と部位にそっくりの物を作り出すこと。
好き:正しい事、魔道具
嫌い:悪い人間、嘘つき、汚い人間
性格:正義漢
口癖:「クズはとっとと死ね」
趣味:魔道具作り
ファッション:黒衣、魔女(魔法使い)のローブ
キアナ=イッシュメイティア(23)
・本来の姫巫女の家系であり、直系でもあるが、能力は引き継いでいない。
・昔から「姫巫女の家系なのに、能力を受け継いでいない役立たず……」と言われ続け、姫巫女に異常なまでのコンプレックスを抱く。
・母親も迫害を受け続け、精神的に病み、キアナを置いて自殺してしまった。
・最初はオリヴィエにも復讐心で近づいたが、「姫巫女なのに、初歩的な作法も出来ない恥ずかしい女」などと言われているのを見て、放っておけなくなる。しかし、復讐心は最後まで捨てきれなかった模様。
・真っ直ぐすぎるオリヴィエをずっと見ていたため、最後の最後まで計画の実行(姫巫女の能力を打ち消す薬を飲ませ、偽物だったと嘘の調査書を出す)を躊躇っていたが、最終的にはそれを実行。
・裏で協力者として、オリヴィエの先読みで立場や金を喪った人間達にずっと協力関係を結ばされ、脅されていた。
・敗因としてはオリヴィエに止めをさせなかったこと。全て掃除屋(アドール達)に任せてしまったこと。
・結局、オリヴィエに直接止めをさすことは出来なかった。
まあ、世の中一筋縄ではいかないよね……。
一部貴族にとっては過去読みも先読みも邪魔。
実はこのお話、「今日、大好きな婚約者の心を奪われます」の過去話だったりします。