その男、ヴァンパイアなり。
投稿遅くなりました。ごめんなさい。
長いこと体調を崩していまして
体調のいい時、出来るだけ投稿しますので
どうかこれからもご愛読下さい。
「ははは♪ひどいじゃないかー、
久しぶりの再会なのにー。」
紐でグルグル巻にされて更に正座させられている
この人は…ライラック=ディという名前らしい。
「消え失せてくださいまし♡」
「相変わらず可愛いねセリー♪」
「死んでください♡」
このライラック=ディに出会い頭に
キスされそうになって悲鳴をあげたら
まずガイ=エーデルが駆けつけて
ライラック=ディを蹴り飛ばし、
エマさんがその…
…とにかく痛ぶった後、荒縄で縛り付けてた…
「とっころでさー?シーナすっごく怯えてるけど?なんで?」
「お前みたいな変態みたら誰でも怯えんだろ。」
「いやー照れるなー♪
…でもさ彼女この屋敷から出ようとしてたよー?」
「……あ”?」
いっせいに視線が私に向く…
「…私は、ただ普通に暮らしてたのに…
急に攫われて、血を吸われて、
意味…わかんない…
ドアは一人でに閉まるし、
帰れないし……もぉ、やだぁ…」
「なっ、泣くな!
ちゃんと食わせてやるし、ベッドもあるから!な!」
「あははっ焦るガイとか、ウケるーっ
論点違うし、帰らせるつもりが無いよねー」
「大丈夫お嬢さん、俺がこの変態を見といてやるから。
今日は疲れたろ?
ゆっくり休んで明日考えればいいさ♪」
「誰が変態だ。お前と一緒にすんな。」
「初対面の女の子を襲う奴のことですよーだ。」
「……ガイ様?どういうことですの?」
「………合意だ。」
「…誘拐犯兼強姦魔なあなたより
ディさんの方が信頼できます。」
「ライラでいいよー。」
「ライラさん、ありがとうございます。
…少し、落ち着きました。」
「まて、俺も名前で呼べ。」
「ガイ様、何を焦っているのですぅ見苦しいですわ~
シーナも、夜も深いことですし
今日の所はお泊まりになってくださぁい。」
…こんな夜中じゃお兄ちゃんもびっくりするだろうし
彼らも私に危害を加えるつもりじゃないみたいだ。
もしそうでも、セリーさんは味方になりそうだ。
友達の所に泊まってることにして、
詳しいことは明日考えよう。
「…わかりました。一晩、泊まらせてもらいますね」
「よしっ、」
「”よしっ”じゃありませんわよ?
ガイ様にはこれからたっぷりお説教致しますので♪」
小さくガッツポーズをとっていた
ガイ=エーデルのシャツの首を掴み引きづっていく…
…主従が逆転している。