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昏黒鬼譚  作者: 谷村真哉
18/18

追記:この作品に対する評価(電撃大賞より)

 この『昏黒鬼譚』は電撃大賞に応募したものでした。


 紆余曲折ありましたが、今日ようやく選評が届きましたのでここに書こうと思います。


 書く理由の一つは、まあ、ご想像の通りの名誉欲という代物です。


 自分の書いた小説が、選評を貰えるところまで通ったということを世に示したいと思い、書いています(我ながらみみっちい心情ですね)。


 もう一つは、この作品に対するプロの視点の評価を伝えることで他の方々の創作活動に寄与できたら、と考えてのことです。


 つまり、どのような点が評価され、どのような点に修正が求められたか、を明らかにすることによって、より(一般的な意味で)“面白い”作品を作り出すための指針としてほしい、ということです(翻って考えてみれば、自分の行為が社会的に無意味ではないと証明したいが為の行動とも思えますが)。


 それはともかく、以下にこの作品の評価と選評を記します。



作品名:昏黒鬼譚


評価その1(五段階評価:A,B+,B,B-,C)


 ストーリー     B 

 キャラクター    B+

 設定        B+

 オリジナリティー  B+

 文章力       B

 総合        B+


選評その1

  大学生の笠場大がお守りから具現化する4つの霊体操り(※原文ママ)悪霊を倒すストーリー。4人の霊体も笠場も実は悪者というオチ。

  その設定は面白く霊体のキャラも比較的立っていて興味を持って読めたが、後半部分でスケールの大きな話になるにつれて粗が目立った。

  気になったポイントは、衣司薫のヒロイン(主人公の対抗馬)としてのキャラの弱さや、彼女の所属する「ナナシ」という組織の設定の甘さ、時系列の変化を読者に認識させにくい文章、娯楽性に欠ける理詰めで哲学的なセリフ回し、など。設定は面白いので、エンターテインメント性を意識してよりポップでとっつきやすい作品作りに挑戦して欲しいです。


評価その2


 ストーリー     B-

 キャラクター    B-

 設定        B

 オリジナリティー  B

 文章力       B

 総合        B-


選評その2

  文章は書けていると思います。設定は面白いのですが、それを消化しきれていない印象。主人公の動機やらが見えにくく、幽霊たちとの相互依存関係もあいまいに語られる背景のせいで、見えにくいように思います。



私(作者)の感想


  いやぁ、勉強になります。



 “衣司薫のヒロイン(主人公の対抗馬)としてのキャラの弱さ”

  

  全くその通りです。当初の予定では主人公一人の視点で進めるつもりだったのですが、それでは乾燥しすぎているかと思って途中で入れてみました。やはり付け焼刃だったのがバレバレでした。


 “彼女の所属する「ナナシ」という組織の設定の甘さ”

  

  これは(勝手な)次回作の構想に残しておいたので、この作品中では説明をしていませんでした。応募の時点で次回作のための余韻を残すなど傲慢な振る舞いでした。


 “時系列の変化を読者に認識させにくい文章”

 

  これはきっと特に最終話後半を指しているのでしょう。戦闘シーンが足りないかと思って水増ししたのですが、やっぱりダメでしたね。


 “娯楽性に欠ける理詰めで哲学的なセリフ回し”


  すみません、仰る通りです。ああいうセリフ回しが大好き(つまりは私は京極堂ファン)なので狙って書いていましたが、ライトノベル新人の書いていい文章ではなかったですね。


  結論としては、要するに次回作なんか考えないでちゃんと完結させろ! 好みなのかもしれないが分かり難いオナ✕✕(自主規制)文章なんか書かないで、読んでくれる人のことを考えろ!ということですね。


 では、ここまで読んで下さってありがとうございます。


 次回応募作を書き上げるまでに、他にも幾つか投稿するかもしれませんので、その時はどうか宜しくお願いします。

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