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問いが問いを、疑問が疑問を呼び続ける

そして、君も。

スマホを開いて、時刻を見る。

閉じて、また見て、確認する。


赤信号の前で立ち止まる。

あと何秒で青になるか。

この数秒をどう過ごしたか。

家族といたか。友達といたか。恋人といたか。一人でいたか。

何をしていたか。ご飯を食べていたか。音楽を聴いていたか。ゲームをしていたか・

どう過ごしたかは、記憶には残らない。

残らなくていいのか。

残らないからこそ、大事なのか。

わからない。


正しい時間は誰のものなのか

記録した人なのか。管理する人なのか。それとも感じた人なのか。


考えることは遅れること。

迷うことはズレること。

ズレることはミスること。


説明を、根拠を、求められる。

だから感じない方が楽になる。

人間である必要はあるのだろうか。


正しく動くだけなら、

違えないだけなら、

覚えていなくてもいいなら。


それでも僕は、あの言葉を手放せない。


ふざけて、

じゃれて、

今を共有していた、

あの問い。

答えのない質問。


今日が、

何年の、何月、何日で、

何時、何分、何秒で、

地球が何回、回った日なのか。


僕は、知らない。


でも、確かにここにある。ここにいる。


それだけは、

数字がなくても、

分かる気がした。


スマホの画面には、

今も正確な時刻が表示されている。


僕は、それを閉じる。


そして、考える。

そして、問い続ける。

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