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復讐のバトンタッチ  作者: リラックス夢土


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木山宏美への復讐最終話



「うぅ……こ、こんなの、酷過ぎる……」



 ようやく風俗店での一日が終わった宏美は身体の痛みに顔が歪む。

 ハードプレイと複数プレイで傷ついた身体は悲鳴を上げていた。


 こんな毎日が続くのかと思うと宏美の背中にゾッとするモノが走る。



「なんとか逃げ出さなきゃ……とりあえずここから逃げてからこれから先のことを考えればいいのよ」



 宏美は夜逃げすることを決めてアパートに戻る。

 そして必要最低限の物だけを持った。


 とにかく急いでどこか遠くに行かなければまたあのヤクザたちに捕まってしまうかもしれない。

 行き先は決めていないがとりあえず電車に乗ろうと宏美は駅に向かう。


 そしてホームへと降りる階段を歩いていたら宏美は後ろからドンッと誰かに押された。

 その衝撃で階段を踏み外し宏美は階段を転げ落ちていく。



「きゃああああァーッ!!」



 待ってました! 俺からのプレゼントもプラスするぜ! 宏美!



 階段から落ちた宏美の頭を俺はタイミングよく思い切り足で踏みつける。

 落下の衝撃にプラスして俺に踏みつけられた宏美の頭はホームに強打された。



「ぐッ!」



 宏美が最後に見た光景は階段の上にいる弘和の姿だった。

 意識が薄れていき宏美は最後の力を振り絞って声を出す。



「……し……死にたく……ない……こんなの……いや……」



 それを最後に宏美の意識は暗闇に呑み込まれた。



 お~お! 派手に落ちたなあ!

 弘和も俺の指示通りにうまくやったもんだぜ!


 自分の夫に殺される気持ちはどうだ? 宏美。

 まあ、お前は弘和を夫だと認めていなかったかもしれないがな。


 これでお前も死ぬだろうが五体満足で死なせてなんかやらねえよ!

 だが優しい俺は金が好きだったお前に最後に大好きな金を与えてやるから感謝して死ね!



 辺りは騒然となり宏美は救急車で運ばれていく。

 弘和も自分は夫だと言って一緒に病院に向かう。


 緊急手術が行われたが手術が終わった後に医師が弘和に告げた。



「残念ですが奥様は脳死状態です。回復は見込めないでしょう」



 予定通りの展開になった俺はニヤリと笑う。

 手術が成功しないようにちょいと魔王の力で邪魔をしてやったのだ。



 さあ、弘和よ。俺との約束を果たせ。



「すみません。妻と二人にしてくれますか」


「分かりました」



 医者たちがいなくなったのを確認して俺は弘和の前に姿を現す。



「うまくいきましたね、弘和さん。書類を持って来ました。脳死状態の宏美さんの臓器を全て俺の病院に転院後、臓器提供することを夫として承諾する書類です。サインをしていただければ臓器を売ったお金はあなたのモノです。それで借金返済完了ですよ」


「あんたの病院って……宏美の臓器は売れるのか?」


「ええ。裏のルートで売買すれば臓器には値段がつくのですよ」



 弘和はうなだれながら書類にサインする。

 そして宏美は俺が作った医者たちの手に渡りあらゆる臓器を取り出されて完全に死亡した。



 ヒャッヒャッヒャッ! 身体をバラバラにされて死んだ気分はどうだ? 宏美!

 だけど臓器を売ってお前の好きな金を手に入れられただろ?


 クズ女のお前が最後は人の役に立って死ねたんだ。

 お前の死を無駄にしない俺って、ちょー優しい男だろうが!


 でも身体がバラバラになっちまったらあの世にいった時にお前が人間の姿をしてるか分からねえけどな!

 今度再会した時に宏美だって分からなくても俺を恨むなよ、アハハハハハッ!!



 そこにノアが現れる。



「宏美という人物はお金に欲を出したのが間違いでしたね。でも最後は人の役に立てたのだからいい人生だったと思います。魔王様の復讐には「愛」がございますね。愛がある復讐は美しいです。さすが魔王様」


「愛ねえ。そうだなあ、俺の復讐という名の愛を同級生の奴らに与えてやるのもいいな。よし! 次に俺の愛を受け取る人物は誰だ? ノア」



 ノアはリストを確認する。



「次は復讐リストナンバー2の川崎かわさきあつしですね」



 ああ、あいつか。

 それじゃあ、次は淳のところにいくか。


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