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家族への説明

翌日はまた侯爵家の馬車で送ってもらって帰ったんだけど、家に着くなリマリー(姉)もミリー(妹)も家から飛び出してきた。

ミリーの方はすっかり泣きじゃくってて本当に心配してたんだなと申し訳なくなるくらい。

お祖父ちゃんとお祖母ちゃんも心配そうに入口の前から見つめてるから、ただいまの挨拶だけは出来るだけ元気にしておく。

結局ランチの仕込みには間に合いそうもないって事で、お昼も臨時休業にして緊急家族会議開催とあいなった。

侯爵家での出来事をみんなに報告して驚かれたり悲壮な顔されたりしてたけど、一応街を救った英雄扱いって事で褒められに行ったんだって事は伝えておいた。

侯爵家にしばらく御厄介になるのは決定事項だからそれを今後にどう生かすかが肝心なのよね、まあ貴族に嫁に行くってのは全然ぴんと来てないけど。

ゲームみたいに結ばれたところではいエンド、って訳じゃなくどちらかと言えばその後が本番だもんね。

でも、家業の食堂に役に立つ魔法を家族の中で唯一持ってないっていう引け目をずっと感じてた自分には転機になるんじゃないかっていう期待もないわけではないんだよ。多分この世界の平民と違って前世で勉強するって事自体は慣れてるし。

一番問題なのは階級意識とかは前世も今世も皆無ってとこかなぁ。ただ前世の影響か他人がやってくれるならなんでも有難くやって頂きたいっていう性格は向いてるのかも。まあお行儀の良さとか品の良さとは結構遠い関係なので結局プラマイ0出発かもしれないけど。

侯爵家からのお迎えが来る3日後まで果たして何を準備すべきなのか、家族の心配顔を気にする余裕もなく物思いに耽ってる時点で行く気満々なのは隠せてなかったかもしれない。


その日の夕方からお店を再開すると、常連さんなんかは臨時休業知ってて理由を聞いてくるんだけど返答に困って「ちょっとね」で済ます事案続出だった。

中には侯爵家の馬車がやってきたことを知ってる人たちもいて心配されたりもしたけど、流石に婚約者候補として行儀見習い?に行くとも言えないし街を救った話はあまり大々的にして欲しくないという私を気遣ってやっぱり返答に困ってた。

まあ私はもっぱらお会計担当だからいなくなっても余程の常連さんじゃなければあまり気づかれたりしないだろうけど、ご近所さんにはいずれ何かは言わないといけないんだろうから、理由は考えておいた方が良さそう。

そんな色々な事を考えてその夜は中々寝つけなかった。





なんだか全然進みません。1つずつの文字数少ないけどちっとも短めにならない気がしてきました。。

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