崩壊する日常
「貴方がサフィ・N(野口)・ブリュンヒルデさん?」
「はい!今日から川崎薬局で働かせていただきます!」
「ご存じかとお見ますが私が川崎茜です」
「宜しくお願いします!」
私はサフィ・N(野口)・ブリュンヒルデ”Safi N. (Noguchi) Brünnhilde”、吸血鬼の女だ(母親と父親『元人間』が吸血鬼)そして講義室の机を挟んで目の前に居る水色のショートカットヘアの女性は龍神と神樹【ユグドラシル】の混血である川崎茜さんじゃなくて社長だ。そして今は彼女のメイドとして働かせて貰っている。親に社会勉強のためと言われてこの職場に居るんじゃない。多少はあるかもしれないけど。
「何で内に就職にに来たんですか?」
「実家が......というか母の会社がルーデニア(ルーデニア連邦)のドローン攻撃でボロボロに破壊されちゃって......」
「戦争が無かったら?」
「それでもこっちで働いていたんじゃないかと思います」
「ルミアさんと喧嘩しました?」
「まぁ...それもあります。帝王学っていうのかな?会社経営のいろはというのを色々と......」
「確かに会社を経営するのは難しいですけど。とりあえず、今の状況で来てくれてありがとうございます」
「食事どうします?」
「物価高いからなぁ......」
「その内配給制になります?」
「配給か......懐かしいな」
「懐かしい?どういうことですか?」
「この地球に数千年前くらいに日本ていう国が有りましてね、軍隊に優先的に食料回したんですよ」
「なるほど......」
「それより、早く地下室に薬品運び終わっちゃいましょう」
「えぇ、そうですね......」
一度引火したら爆発しそうな薬品を入れている専用の箱を手押し式の荷車に載せ身長に運び、建物内部の構造しか見れないエレベーターに乗る。映画だと私見たいな奴のせいでバイオハザードが起きそうな空間だった。地下室着くまでの間、夫の母親の、”Evelyn Scarlett”エヴリン・スカーレット『女』の反対を押し切り新生ダルタニア共和国軍(現在降下猟兵)に志願したマクミラン・スカーレット‘‘Macmillan Scarlett‘‘『男』の事を考えていた。彼にはハワード・スカーレット‘‘Howard Scarlett‘‘
という施術師をしている弟がいる。
「もう貴方には会えないのかな......」
お義母様と同じ紫色の髪と顔をみる事は無いと思うと。涙が溢れてきた。しかし泣いていても何も変わらないし始まらない。さ、集中して仕事しないと、お腹にあたらいい命が居るもの。何てことを考えていたら無機質なエレベーターの扉が左右に開き、不気味なほど静かな灰色の鉄筋コンクリートの廊下の壁が見えた。薬品んを何度か往復し、地下室に運び終えた瞬間、突如自身のような揺れと轟音が聞こえた。火薬の匂いを感じると同時に上を見上げた。
「天井に穴が......!川崎茜さん!」
すると何かが天井の穴から何かがが見えた。爆弾じゃない。見飽きた輪郭だ。フリークライミングして降りてくるのかなぁ思った。けど、私を見つけたのか。気が付くと彼女は真後ろに瞬間移動して居た。
「サフィさんお怪我はありませんか?」
「はい、ところで何があったんですか?」
「ルーデニアの地中貫通爆弾が落ちました。今回で営業は終了です。避難しましょう、急いで!」
「は、はい!」




