次期公爵は私にだけ素顔を見せるようです〜散々虐げられてきましたが、新しい人生を楽しく過ごしているので邪魔しないでください〜
伯爵家長女クラリスは、継母と妹から虐げられた日々を送っていたが、ある日反撃をすると悪魔の子と言われ、幽閉されてしまう。
しかし、元から頭のいいクラリスは幽閉されながらも、古い書物などを読み、知識を蓄えていた。
ある日、訳ありの公爵家へ嫁ぐように命じられる。
どうやら公爵家に嫁いだ令嬢は皆逃げ出すか、一人は死亡しているという不穏な噂も…。加えて、何故か次期公爵であるクロスは仮面を被っていることから醜い顔をしているという噂もあり、それらが誰も嫁ごうとはしない理由だった。
しかし、ここにいるよりはマシなので、クラリスは了承する。
公爵家へ向かう日、事件は起こる。
クラリスが休憩がてら外へ出た際に、あやまって転落してしまう。
そのせいでクラリスは記憶喪失となってしまう。
自分のことも何もかもわからないけど、痩せ具合などからおそらくどこかで家畜以下の生活をさせられていたのかもしれない!
どういうわけか自由のようなので、新しい人生を始める!
と決めたクラリスは、ひょんなことから自分が嫁ぐはずだったクロスの使用人として働きだすことに。
※主にほのぼのしたお話になります。