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詩集 栞箱  作者: TiLA
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20/46

手品師じゃあるまいし


その涙を

指を鳴らせば

笑顔に戻せるなんて

出来はしないよ


シルクの帽子から

優しさの花束

華麗に出せればいいけど


ポケットにあるのは

ちっぽけなハンカチ一つ



ワン・ツー・スリー



数えたところで

何も起きないけど


ただ傍にいるよ


不器用な夜

種も仕掛けもない心で



次の栞から、またお逢いしましょう


____________________________________________________________

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