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コールドノヴァ~void〜  作者: 白水豆樹
第一章 新世界
1/12

第零話 ハジマリ



ハジマシテ

白水デス

初投稿ニナリマスノデ

ドウカオテヤワラニ。



更新は遅めになりますことと、

フィクションになりますのでよろしくおねがいします。







ここは宇宙の中の天の川銀河。






その中に太陽系に属する

惑星、地球。








様々な奇跡によって生まれた地球の中に

食物連鎖の頂点。

人間がいる。






知恵もあり、

手先が器用で

勇気もある。

中には狡猾で悪賢い奴もおろう。






そんな彼らに恐るべき力を与えようと思う。






これからをもっと発展してもらうために。







そして、未知の世界に誘おう












地球

日本

2---年







九城間町


九城間研究所宿舎内








「うっ!」




頭いて~、呑みすぎたか?、、。





ん?

研究チームがなんでここに、、、。



あぁ~!!

そういえば宇宙から未知の鉱物が飛来して、、

研究が終わって、、




「いてて、皆で打ち上げしてたんだったな。」




また酒呑んで治すのも手かもな。


なぁんてな




「さて、外でたばこでも吸いますかなっと。」







ここはかの有名な九城間研究所



5年前に突如飛来してきた

未知の鉱石を研究する施設



無事、研究が一段落つき

仲間と共に打ち上げを始めてから

数時間後である







俺は馴染みのある同僚の寝ている顔を踏みつけないように

外まで向かう。



外は真っ暗で

月の光だけがうっすら夜空を照らしてくれている。




「ライター、ライターはどこだっけ?」






月夜の光で


たばこを咥えながらライターを探していた時に


ふと目に入った光景、、、。





研究所に明かりがついている、、、、?




ここは山頂付近に作られた研究所施設。




宿舎が研究所より上に建てられている状態なのでベランダや外に出れば

研究所を見下ろす形で見える。




研究所を出るときには電気の消灯と

戸締まりはしていたはず、、、。




「消し忘れか?いやまて、それはないな」


ボヤボヤ考えてても仕方ない



ひとまずは警備室に行って異常がないか確認してもらうか。



と警備室にむかう。



警備室に着くと


真っ暗になっていた。


普段から警備員がいるのになぜいない?



警備室を開けようしても内側から鍵がしまっているらしく開かない。





「すみません!九城間研究所のキイチです!

誰かいませんか?」




警備室の扉を叩いて中に人がいるか確認するも

応答はない。






胸騒ぎがする。



「とにかく、研究所に急ごう!

ただの消し忘れであってくれ、、、。」



ダッシュで階段をかけ降りてセキュリティロックを解除して

研究所内にはいると





「!!」




入り口では考えられない温度になっていた。


「どうなってるんだ?!」




そして光、、、。




正面から目が開けずらいほどの光がでている




壁を貫通するほどの光などこの世の中にはない



明らかな異常事態。



手汗がびっしょりになっている。

外は冬。

走ってきた暑さで汗をかいているわけじゃない。



研究が終わったとされている

その鉱物に異変があること自体が

把握仕切れてないことを意味する。



つまり、、、



今この場で仮にその未知の鉱物による多大な被害が

想定されることは必然となるからだ。





体の震えが止まらない





外には緊急用防護服がある



「とりあえず仲間に連絡しないと」


震えた手先で携帯電話から宿舎にいる仲間に電話をかけようとするが




圏外。



「何でなんだ!?」




今まで圏外になったことなんてない。




「くそ!戻ったところで間に合わんかもしれない!」



緊迫した状況。




しかし、残された道は中に入り原因を探るしかない。



緊急用防護服を身に纏い中に入る覚悟を決める。



「非常警告装置が管理室にあるはずだ

まずはそれを起動させねばならない」



中に入るとそれは地獄とかしていた。



凄まじい熱と光で前に歩くことすら困難な状況なのだ。



保管室に近くにある管理室に

着く頃には300℃まで温度が上がっていたのだ。



「防護服の耐久ギリギリじゃないか、、、」



管理室に入り非常警告装置を起動させようとするが

熱により故障してしまったようだ。





「はあ、はあ、熱で壊れたか」



「手遅れかもしれんが鉱物保管室に向かって原因を探らないと」




焦りと熱気により体中の汗が止まらない。



もし、最悪な結末が待っていたら?



どうすることもできない状況なら?




いろんなことを考えていた。




彼はもうパンク寸前である。





やっとの思いで鉱物保管室に到着する。



脱水症状に咥えて熱中症になりかけていた。


意識がもうろうとしている状態で

保管室のドアノブに手を掛けたその時!!







中から人の声がしたのだ。




あり得ない





それもそのはず





この温度に耐えられる人間はいないからだ。


当たり前のこと。





しかも、防護服は俺以外は全て外にある。




「え、、?」




思わず声が出てしまう。



その瞬間、扉が勢いよく開き


彼の目の前に人の形をした何かが立っていたのだ。



眩いほどの光でうっすらしか開けられない瞼の隙間から


中央にある鉱物を囲おうように


四人ほどの何か?がこちらを見ているように見えた。



そして、そのうちの一人が彼に話しかけていく



「あなたの名前は?」



「ヒカゲ キイチだ」



心臓の音がでかく聞こえるぐらい周りが静かだ。

うっすら見える人のなにか。

異常なまでの事態だが彼らの言葉に

引き寄せられてるように質問に答える




「キイチよ、、この世界はまもなく終わる」


澱みのない透き通った女性の声

俺は焦りながらも質問を投げかける


「その、鉱物を研究したためか?」



「いいや、違う。むしろこの鉱物はお前達人間に

とてつもない力をくれるものだ。」



今度は渋い声の喉太い男性の声が聞こえる



「力とはなんだ??

どういう事だ!!」



額から溢れる汗

目に汗が入りながらも

必死に声を上げる



「そう、力だ。この広大な宇宙の中で地球が選ばれたのだ。

名誉なことでもあり、とても喜ばしいことぞ。」



紳士口調の男性が答える



「じゃあなぜこの世界を無くす必要性がある?

それでは力とやらは無駄になってしまうのでないのか?」


俺は問いかけながら少しずつ

悪寒がしていくのが分かる


こいつらはヤバい。



どうする、、、。

考えろ、、、


考えるんだ、、、。




俺は動揺しながらも考えていると

先ほどとは違う人?が語りかけてくる。




「宇宙は広い。その広い宇宙には星達がひしめいている

お前達人間にその星の特性を力として与えようと思う」



「特性?どういう意味だ!!」




「今にわかる。」




そういうと

中央の鉱物が光を増してきた。



「なんなんだ、、、眩しい」




そこにいた四人が眩しさをもろとせず

鉱物の周りを円形に囲み

話始める。




「ここから始まるのだ。

クランチよ、我々は諦めない!

闇より始まり

一点の光がさしこみ

そしてまた新たな世界を生むのだ!!」




その瞬間、


辺りは真っ白になり


暑さも消え



何もない空間になってしまった


「どういうことだ?!

あいつらはどこに消えた?」


自分の声が真っ白な空間に響く



時が止まっているかと錯覚するほどの何もない



何もない故か、五感が鋭くなっている感覚は分かる。




ただ、何もない。







どのくらいたったのだろうか。


何もない状況とさっき?の出来事が温度差がありすぎるせいか、

頭がおかしくなりそうになる。


夢なのか?



いいや、現実に起こっていたのは確かだ。



では、あいつらは何者なんだ??


力とはなんのことだ?



なぜあの鉱物が光を放ったのだ?


研究にはそんなデータはなかったはず。



いろんなことを考えていると、





コツ コツ コツ 。




微かにだが歩く音が聞こえる!!


誰かいるのか?!


無我夢中でその音がしている方向に走っていく。



しかし、



なぜだ?



音がしている方向に走っているのに、

音の距離が変わっていない気がする




コツ コツ コツ 。






コツ コツ コツ コツ 。



近くなったのか?



走り疲れた俺は息を切らしながら



耳を澄ます。





お    い   




!!!!


人の声だ!!


確かに聞こえたぞ!!





どこだ?!




どこにいる?!!





お い

な  ぜ  この世界に いる?




声はするが姿が見えない!


あたまがおかしくなりそうだ。



「私もわからないのです!

ここはどこなんですか!!」




こ こは            だ。


早 く   元い た    世界に   かえ   れ。


じゃ ない  と  もど  れなく  なる  ぞ。





帰れなくなる?


どういう意味だ?


さっきまでいた場所とは違うのか??



いや、まて。



先ほどの四人の内の一人かもしれない。




しかし仮に本当に別世界に飛ばされたのであれば、

帰れなくなるぞなんて言わないはず。



とにかく状況がわからない。




「あなたはだれなんですか?」



われはリップという。



あの四人に世界は壊され



世界はまた再構築されるところだ。



リップという名の者の話は続く。


あの鉱物は

人類に凄まじい力を与えるものだ



その力とは




星の特性を


己自身に身に纏わせ


操ることができるというもの。



鉱物は世界が再構築される日に砕け、

散り散りになるとされるはずだ。



鉱物の欠片でそれぞれ星の特性は変わるものだ。



例えば、



キイチよ。


そのポケットの中身を取り出してみなさい。




「え?」


そう言われるがままにポケットを探ると、



なぜだ、、、。



なぜ、、。



俺のポケットにあの鉱物の欠片があるのだ。



リップはどこからかそれを確認したかのように話す



それを飲め。




「この尖った石の欠片を飲めと?!!」



世間一般的に石を飲めと言う

正気とは思えない発言を

普通は従わない。



俺には迷いがあった。



このリップというものが


本当のことを言っていたとして


飲ませて仮に星の特性を得て何の意味がある?


意味がないことをさせるとはこの状況では思えない


「飲むメリットはなんですか?」




リップは答える。



人類があの四人討ち滅ぼし


クランチを倒す事を願っているからだ。



その為にも第一発見者のキイチには

人類を導いて頂きたいのだ。


さっぱり意味がわからない。


何を言っている?


討ち滅ぼす?


クランチ?



キイチよ


この異空間は時間の流れが極端に遅い。


しかし、もう時間がない。



飲まねば死すのみ。


覚悟せよ。



ある意味人生で一番の決断になるかもしれない


生か死かしか選択肢がないように感じるからだ



だったら





「飲まないと、死ぬというなら。

身体に入ればいいのだろう。」



というと


俺はその尖った鉱物の欠片を胸元におもいっきり刺したのだ。




「ぐはっ!!!」


俺の口から胸から血が噴き出す


慌てた声でリップが言う。



「何をしている?!!

キイチよ!!


そのままじゃあ

特性を得ることもできずに

出血多量で死ぬぞ?!」



リップの口調が変わる。



なるほど。


キイチよ


よく騙されなかったものよ。




まあよい。



お前は出血多量でじき死ぬ



馬鹿な男よ、さらばだ。



そう、リップが話すと気配が消える



俺は痛みで意識が朦朧としている。



「胸が 熱い

く、くそ、、、」


俺は思った。


あのまま言うことを聞いていたら助かっていたのか?と。


ただ現在状況は最悪。


選択肢を間違えたのか?



このまま訳がわからないまま死ぬのか?と。



いや、


まだ死ねない。


死んでたまるか。


そう朦朧としている意識の中思うと。



胸に刺した鉱物の欠片が光を出し始め



ゆっくりゆっくりと


自分の体の中に入っていく。



またその光で


俺の視界は白くなり

そのまま意識を失った




〜〜〜

〜〜





「ん、、、ま、眩しい、、、

おれは死んだのか、、?」





ゆっくり目が覚めると


そこは研究所前の警備室の入口で倒れていたのだ












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