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評価をするには、纏まった一定の形が必要で、いつまでも不安定ならば、その評価そのものがぐらついてしまいますし、それを示す側もまた迷っていれば、形にすることが出来ず、目の前に提示することが出来ない。
……それでは、とても弱いのに。
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テレビで目にしたいつかの番組でマツコ・デラックスさんが言っていた言葉に印象的で耳に残っている言葉があって……。
『別に失礼でもなんでもよいのよ。面白いのなら。テレビでは人間的に失礼だろうがなんだろうが、面白い方が有難いのだから』……確か、こんな言葉。
コンセプトというのは、時に事実よりも大事で、虚像でも形にある方が評価に落とし込みやすいということなら、私自身の形がぐらついて弱いのは、自身でそれを把握出来ていないから……ということも大きいことのように思います。はりぼてが虚像を取り除いたら、魅力はどこにあるのか、そのはりぼてですら、きっと把握出来ない。
―-だから、顔を奪うということは、そういった概念を奪うこと……のような気がするのです。
……そうだとしたら、弱さはとても哀しくて
どこまでも底のない穴。