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ダブル異世界転生 現代科学で人を幸せにしたい  作者: とと
第5章 ピーター・クーリエの実験室
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第7話 ハイジの代替わり

 俺の一番の友人といえばやはりハイジだ。


 スライムの寿命ってどうなっているんだろうか?


 ハイジは俺と会う前に20年以上も生きていると言っていた。


 さらにハイジはスライムの泉から遠く離れて暮らしている。


 無理が重なって、寿命が短くなったりはしないのだろうか?


 ある時ハイジはスライムの泉に帰りたいと言った。


 俺はついにこの時がと不安になった。

 もしもハイジが居なくなってしまったら耐えられない。


 スライムの泉に戻ったハイジは、スライムの泉のスライム達にその身を全て食べられていったのだ。


 特にマルコはハイジの身の半分以上を食べている気がした。


 そして新しく赤、ピンク、オレンジ、緑、青のスライムが誕生した。


 その赤いスライムと青いスライムがさらに融合して、新しく紫のスライムが誕生した。


 これまでマルコって呼ばれたスライムが、ハイジとしての記憶を受け継ぎ、新しいハイジになった。


 そして新しく誕生した紫のスライムがマルコとして、泉の守上になるのだそうだ。


 ハイジは大体10年に一度、こんな感じで大きな代替わりをしていく事で、永遠に生き続ける事ができるそうだ。


 スライム達はこれまでもずっとこの様な生態系で暮らしてきたそうだが、スライムの泉にコニャックの貯蔵庫が出来て、いつも最高な栄養源が供給される様になった事で、より知恵の継承がスムーズになったそうだ。


 これまでは人語を喋る事が出来るようになるには20年以上は必要だったそうだが、マルコは5年目くらいから喋られる様になったそうだ。


 普通なら代替わりして最高位になったものの中で、喋られるレベルまで進化するものがいるのが、現在ではハイジ、エルザ、マルコの3体が喋られる様になっているのは、史上初なのだそうだ。


 代替わりでは最高位で最も知恵を蓄えたスライムを食べる事で、他のスライムにも知識や経験を分け与えているのだそうだ。


 エルザがスライムの泉にきた時にも、この様な代替わりの儀式が行われていたそうだ。


 今回の代替わりでは、これまでマルコが持っていたイレーヌとの記憶も、新しいハイジに引き継がれていた。新しく代替わりしたハイジから俺はこれまでマルコと友達として遊んでいたイレーヌの話しを教えてもらえた。


 イレーヌは無属性魔法の回転の力を持っているのかあ。

 なかなか有効そうな魔法を持って生まれたんだなあ。

 回転があれば、遠心分離による成分分離とか、モーターの軽量・小型化とかできるなあ。

 魔力電池もいけそうだ。


 ナンシーには魔法属性はなかったけど、イレーヌには俺の転生者の特典が引き継がれたのだろうか?

 俺はイレーヌがアカデミーに来る日が待ち遠しくなった。


読んでいただきありがとうございました。

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