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第19話ー久しぶりの一人行動!・・・だと思ったのに⁉︎

あの大量の人混みを何とかかき分け、脇道に入ることに成功した僕。いや〜疲れた。もう絶対人の多いところは通りたくないね、うん。


「...ふぅ。よし、じゃあ行きますか!」


少し休憩し十分体力を回復させた後、立ち上がる。それに、あまり長い時間一人でいると、ギルドから帰ってきたリリィが僕が宿にいないのが分かると、また心配させちゃうしね。10分くらい見たら帰ろう。


「...ん?」


歩き出そうとしたら、誰かの視線を感じた僕。前を見ると、少し先に左と右に分かれる道があり、視線は右側から感じる。


(うーん...僕目がいいはずなんだけど、ここから見る限りでは、誰もいない。誰もいないのに視線が感じる...)


その瞬間僕は思った。もしかしてこれ、お化け? と。


(...よし、帰ろう。今すぐ帰ろうすぐ帰ろう)


そう思うと、体を反転させ早歩きで歩く。脇道に入って少し歩いたから、大通りに出るのには、時間がかかる。といっても、5秒くらいで出るけどね。早歩きだし。


(...それにしても、まだ視線が感じるんだけど)


そう思いながら、やっと大通りに出て安堵のため息をつくと、宿に帰るため歩き出す......はずだった。


「あ...あれ?」


体に急に力が入らなくなり、座り込んでしまう僕は、何がなんだかわからなかった。


(もしかして何かの魔法? でも、僕には、状態異常の耐性のスキルがあるし...どういうこと?)


もしかしたら状態異常じゃない何らかの方法ってこと? とりあえずステータス確認しないと。


〜ステータス〜

名前:ユウ・シラサキ LV.1

性別:女の子

年齢:10歳

種族:半神


体力:16,9307,4890

魔力:16,9307,4890

筋力:1,4694,7860

敏捷:1,4694,7860

耐性:1,4694,7860



称号:【神により送られた者】


固有スキル:【アイテムボックス】

【ステータス鑑定】【超隠蔽】

【スキル作成】【異世界言語翻訳】【魔法の知識】【武術の知識】

【不明】


スキル:【剣術LV.MAX】【二刀流LV.MAX】【短剣LV.MAX】【投擲LV.MAX】【棒術LV.MAX】【体術LV.MAX】【槍術LV.MAX】【弓術LV.MAX】【封印LV.MAX】【解放LV.MAX】【超解析LV.MAX】【威圧LV.MAX】【状態異常耐性LV.MAX】【気配感知LV.MAX】【魔力感知LV.MAX】【空間把握LV.MAX】【気配察知LV.MAX】【遠視LV.MAX】【自動防御LV.MAX】

【魔力遮断】【気配遮断】【存在認識不可】【封印】【解除】

【必要魔力50%カット】【武具創造】【武器創造】【限界突破】【体力自然回復】【魔力自然回復】

【火魔法LV.MAX】【水魔法LV.MAX】【風魔法LV.MAX】【土魔法LV.MAX】【氷魔法LV.MAX】【雷魔法LV.MAX】【光魔法LV.MAX】【闇魔法LV.MAX】【想像魔法LV.MAX】【空間魔法LV.MAX】


属性:【火】【水】【風】【土】【氷】【雷】【光】【闇】【無】


状態:麻痺


(...あった。ステータスの一番したに、状態:麻痺って。でもどういうこと? 僕には耐性のスキルがあるのに...?)


そんなことを思っていたからか、僕は後ろから近づいてくる足音に気がつかなかった。


カシャ


「え?」


妙な音がしたと思うと、いつのまにか僕の腕には、変な腕輪がつけられていた。...え? なにこれ?


「...よし、これで大丈夫だ。連れてくぞ」


「...ああ」


後ろから声がしたので、何とかその声の持ち主の方を見ようと、首を動かす。そこには、頭から、足まで、全身を黒いマントで包まれている二人組がいた。


(...え? 誰?)


その二人組は僕の両腕を持ち、脇道に連れ込もうとする。僕は、なんとか逃げ出そうとしたけど、まったく力が入らなかった。そんなことをしているうちに、二人組はそのまま僕をどんどん何処かに連れて行く。


(...うぅ、こうなったら魔法を使おう。...こんなことになるなら一人で行動するんじゃなかった......)


がっくりと項垂れて(体は動かないから心で)魔法を使おうとしたが...


(...え⁉︎ うそ⁉︎ なんで!!?)


転移魔法で、宿に転移しようとしたけど、全然発動しない。だからなんで?


(...もしかしてこれ、けっこうやばい?)


そう思いながらも、どうして魔法が発動しないのか、ステータスを見てみたが、状態:麻痺以外特に怪しいのは書いてない。(じゃあ、なんで?)と思い、今度は自分の腕に嵌められた腕輪に向かってスキル“超解析”を発動しようとしたが、やはり発動せず。


(だからなんで⁉︎)


結構焦りながら色々とスキルや魔法を発動させたがどれも発動しない。どうやら、スキルと魔法が使用出来なくなってるみたいだ。だけど、使用出来なくなってるのはその二つだけで固有スキルは大丈夫みたいだった。


(ステータス鑑定で腕輪、鑑定出来るかな?)


出来ますように、と祈りながら腕輪に向かいステータス鑑定を使う。するとーーー


名称:呪縛の腕輪


説明:この腕輪を嵌めたものは、嵌めた存在が使用許可を出さない限り、スキル魔法が使えなくなる。ただし、固有スキルは除く。


という説明が出てきた。


この説明を見た僕は(何このぶっ壊れ性能⁉︎) と驚いてしまった。


スキル、魔法が使えなくなるなんて思っても見なかった僕。


(それにしても結構歩いてるけど、どこに連れて行かれるのだろうか? 小説で行くとやっぱりあれかな? 奴隷商かな?)


僕がそう考えていると、目的地に着いたらしく、二人組が立ち止まる。その二人組が止まった前には、それはそれは素晴らしい《奴隷オークション》と看板に書かれている、立派な建物があった。


(......オークション⁉︎)



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