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私たちのこれから
「ただいま。」
リビングの扉を開けると、
明らかに落ち着かない様子の慶太が、
テレビの前に突っ立っていて、
その姿を見て思わず笑いが込み上げた。
京太と話した事を伝えると、
慶太はあからさまにホッとした。
それは、私と京太が何もなかった、
というより、
純粋に兄の幸せを喜んでいる
まさにそんな感じだった。
「京太に連絡してあげたら?」
慶太の事だから、
半ば一方的に京太を避けていたんだろう。
そう言うと、そうだなと呟いた。
慶太は後ろからきつく抱き付き、
首筋に何度も音を立ててキスをする。
「くすぐったいよ、慶太。」
クスクス笑うと耳元に唇を寄せた。
「郁、俺と、結婚して。」
返事をするより先に、深く、甘く、口付けた。




