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アルスとエミリ旅のきっかけ-1 アルスとエミリ初クエスト!


「なーアルス、エミリ。そういえば、ショウタと俺の過去回想の回があったがまだお前はなかったんだよな〜」


タカノはそう執務室で書類を片付けてながら、

何かの用事で立ち寄ったアルスとエミリを呼び止めた。


アルスは笑ってこう言った。


「いや、タカノさん。出だし早々メタい発言やめてくださいよ」


シンがそれを聞いて天井を指差してこう言った。


「いいじゃん。作者(ゴリラ)が若干、気になってたみたいで...

カメラ回ってるし(物語始まってるし)早速、話してみれば?」


エミリがシンの言葉を聞いて、クスリと笑ってこう言った。


「いいんじゃない。私たちの旅の理由って。まだ、タカノさんにも話してないじゃん」


タカノはそれを聞いて、うんうんと頷いて頭の中で幾度か記憶を漁ってみたが確かに二人から生い立ちや冒険者になった理由というのは聞いていないことを思い出した。


「そうだな。今から少し早い昼休みに入るんだが、のんびりランチでもしながら教えてくれないか?」


「タカ兄の奢りでね」


タカノはそれを聞いて席を立ってウィンクをしてこう言った。


「それもそうだな。行くかーーー」


「やった!」


そう言ったのはシンだけで、少しアルスとエミリは表情は少しばかり重い感じであった。


少しばかり、重い空気を感じつつもシュンテイの舎弟が運営している飯屋に到着して席に着くなり

アルスが口を開いた。


「タカノさん...故郷の話をするんで、一つお願いがあるんですがいいですか?」


「ああ、なんだ?なんか、あまりいい話ではないようだが...」


「え、まぁー。

こんな食事時に話す事でもないんですが...今後、故郷に関するクエストがあったら流してくれませんか?」


タカノはそれを聞いてほっと胸を下ろして安心した。

どこか重たそうな雰囲気をする二人を見て深刻な話をするのかと思ってたので安心した。


「仕事の話か...ああ大丈夫だ。それよりも、アレだろ。

故郷の村は魔王軍の侵攻を受けて捨てたって聞いてる。辛い過去があったんだろう? 無理に話すこともないさ」


エミリがそれに対しては頷いてこう答えた。


「タカノさんが恋人を目の前で殺された事を知ってるので、全然比べ物にはなりません。


私たちの村は確かに魔王軍の侵攻で滅びましたが...全員無事で東ロムルスの帝都コンスタブルに避難しましたーー


実はお姉ちゃんの実績でもあるんですけどね...

お姉ちゃんは大切な人を失ったけどねーーー」


目の前に料理が運ばれてきたのでタカノはアルスとエミリに箸を渡してこう言った。


「頼みは聞く。

クエストを流して欲しいのも故郷のためだというのは察しがつくしな。


俺がこの世界にいてやらなければならないのは魔王退治であることは変わってないしな。

最近、目の前の仕事で淘汰されてるが....」


タカノとシンも箸を取って食事を始めた。


「大切な仲間だ。そうなった話を聞かせてはくれないか?」


ーーーーー


7年前。タカノは転生する少し前ーーー


東ロムルス帝国 西部 バルカニア領


「アルスって今日で14歳なんでしょ?」


村はずれの泉の辺りで腰掛けながらリンゴを齧るアルスにそうエミリが声をかけた。


「うんそうだよ。

エミリはよかったのか?お前魔法学校...高等部やらってのに行かなくても?」


「うん。お母さんもお姉ちゃんもそうだったし、学校辞めても魔術師の道は開いているのよ」


「確かにそう言ってたなー偉大な魔法使いほど学校を途中でほっぽり出してるって聞くしなー」


アルスはそう言って、ほっと息をついた。

エミリはニコッと笑みを見せてこう言った。


「アルスこそいいの?せっかく帝国騎士団のテスト受けられるって聞いたのに」


「同じさ、勇者は絶対的に帝国騎士団員ってわけじゃないしー。

俺は絶対、世界を救う勇者になる!」


アルスはそう言って、拳を握りガッツポーズをした。


アルスとエミリは今年で14歳。

互いの進路を決める時期であった....


アルスは昔本で見た勇者に憧れて冒険者になろうとしていた。

両親は冒険者よりも安定して地位もある帝国騎士団への入団を望んでいたが....

アルスはそれを蹴って、冒険者ギルドに行って冒険者登録を済ませたところだった。


エミリも同じで、魔法を使って世界を救いたいと思い魔法学校の高等部へ進まず冒険者の道を選ぶ事にして帰郷していた。

エミリの母も真紅の魔女と呼ばれる姉アデルも高等部を出てないが偉大な魔法使いとして有名でそれに憧れていた。


アルスとエミリで小さなパーティを作って今後はやっていこうということしていた。

そして、

2人は故郷の村を今日出立する事にしていた。


「で、両親とは話し済んだの?」


エミリはそう気になった様子で、リンゴを食べ終わったアルスに訪ねた。

アルスはリンゴの食べかすを泉に投げてこう言った。


「うん。行ってこいって言われたよ...俺のお爺さんは偉大な冒険者だったし、きっとそうなるのもわかってたって言われた」


エミリはそれを聞いて伸びをしてこう言った。


「あんたには騎士は向いてないわよ。騎士の格好してもダサダサでしょ」


「なんだよその言い方」


アルスはエミリのその言葉に少しばかり向きになったが、互いの顔を見合って笑い出した。


アルスとエミリはその後村に戻って支度を整えて

村の人たちに見送られて隣町にある冒険者ギルドに足を運び、はじめてのクエストを受けることにした。


ギルドにつくなりアルスとエミリは冒険者として初めて受けるクエストを選んでいた。


アルスが一つ気になったものを見つけてこう言った。


「なーエミリ。これなんてどう?境界地域の偵察。

帝国騎士団のお手伝いなクエスト」


エミリはそれを聞いて、そのアルスが見ていたクエストを見てこ言った。


「討伐クエストじゃないし、C級も受けられるから行きましょ!」


エミリはそういうなりその張り紙を取って、ギルドの受付に出した。驚いた顔をした受付嬢だったが、ニコッと笑みを浮かべてこう言った。


「あの、受けるには人数が足りないようなんですが、最低三人でのオーダーとなりますよ」


「え、そんなぁ...」


エミリはそう言って肩を落とすと一人の綺麗に着飾った鎧を着た人物が後ろからこう言ってきた。


「では、私が一緒に行きましょう。なールドいいだろ?」


そう言う声が聞こえて、エミリは振り向くとその綺麗な鎧を着た人物を見て目を丸くした。


「え、ラルフ兄さん!?どうして、こんなところにいるの」


「あーあれだよ。俺も冒険者に端くれだからさ〜よろしくなエミリ」


ラルフはそう言うとどこか恥ずかしそうな顔をしてそう言った。

それを見ていたアルスは目を丸くしてこう言った。


「え、ちょ!エミリは若様とお知り合いだったの!?」



アルスが目を丸くして驚いた理由が、

目の前にいるラルフはアルス達が暮らす村や近くの街があるバルカニア地方を統治する領主の一人息子だからだ。


そのラルフは今、東ロムルス帝国騎士団に参加していると聞いていたのだが...


「やぁ、君がアルスかよろしく!」


余計に頭に(?)が浮かんだがエミリの一言で納得した。


「お姉ちゃんの婚約者よ」


「あ、なるほど!ってアデルさんすごいじゃん」


アルスは驚いたが、ニコッとしらラルフはポンポンアルスの肩を叩いてこう言った。


「聞いたよ。騎士団の試験蹴ったんだってなー

まー今となっては騎士団からは脱退したからな〜あれだったら区隊長に言付けできたんだけどな〜


まー今となってはだよ。故郷に帰って領主様をやるつもりだからその繋ぎで冒険者登録をしたって感じだよ。


アデルがどんな仕事してるかってのも気になってね」


アルスとエミリはそれを聞いてふむふむと頷いたそして、その付き人みたいになっている幼馴染で領主の家で住み込みで使用人をしているルドが自身に指を刺してこう言った。


「おいおい、俺も忘れるなよ」


「忘れてないって。久々すぎる登場で驚いてるだけ」


アルスはそう言って、ウィンクをするとルドとハイタッチをした。


アルス「ルド!久々じゃん」


エミリ「そうよね!」


タカノ「確かに本編で名前出たの今日が初めてだもんな〜よろしくなー」


シン「でも、弓使いってウチにもいるから被っちゃうんだよな...」


タカノ「コラ!シン。それを言うなよ」


ルド「うーん...そうなんですけどね(涙)どうにかなりませんかラシュト王!」


タカノ「むむむ....あっちでお義父様が手を振ってるように見えたが...」


シュリム「弓使いといえばボクですよ!絶対譲りませんから!ボクはほら!ボクッ子属性だってあるんですし!」


シン「登場シーン少ないけどな」


シュリム「言わないでくださいぃぃ!!」


シン「とりあえず、告知しとくよ。タカ兄。

次回、見捨てられた土地。乞うご期待!」

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