逆再生の朝陽の下で
31日と1日の朝方の高速から見る街の風景は
霧に包まれてる様な感じがして
蜃気楼の中に映る 絵画の背景の様にも観え
曇った空と似たような色の街の景色
前方に観る空の色は 雲が天を一面に覆っていたが
サイドミラーに映る空は
雲間に微かにブルーが観えた
曇った色の空に昇る太陽は
夕方に観る 沈みゆく太陽のように
オレンジ色がハッキリと映え
沈みゆく太陽を逆再生したような錯覚を覚えた
この1週間
朝方から 夏の暑さのような気温を
二月も早く身体に感じた様な気がした
この気温の高さは やはり雨の降る前触れであり
雨乞いにも似た 蛙の声は 雨を呼ぶ声であった
先ほど 大量に鳴く 雨乞いの声を聴き
疲れ果て寝ていた私は 夢の中から
蛙の声に揺り起こされ
近くに田畑など無いはずなのだが
数百匹の蛙が一斉に声が枯れそうなほどの
大きな声で 雨乞いの唄を唄っていた
どこから大音量の蛙の唄声が聴こえるのかと
想っていた途端
空からいきなり 大量のひょうが
降ってきたような雨音が 窓を打ち付け
大量の雨音は 一瞬で豪雨となり
台風のような強風を引き連れ
周りの音をかき消すような雨音は
次第に 雷を連れてきた
現在 雨音は沈み
遠くに響く雷の音
この異常なほど 続いた暑さは
何かの前触れじゃなければいいが
悪い様に考えれば悪い様になり
良いように考えないと
せっかく掴んだ運を逃してしまう事になる
毎朝 聴こえてくるはずの
鳥のさえずりも 時間を調整したかのように
少しずつ聴こえる時間も遅くなり
季節により 日没の時間も変わるように
鳥達の目覚める時間も変わってくるのだろうか
テレビで天気予報を見ることが出来る時間も
休みの日にしか無く
スマホで天気を検索することも無く
観る空の色 肌で感じる気温の高さ
鼻に衝く雨の匂いを
直接身体に感じ 自分なりに予想をしている
いつかの災害の時のよう
地震の前触れの小動物たちの動きから
災害が読み取れるなら
天気の行方も小動物から
読み取ることも出来るのではなかろうか
ネット時代の情報の多さ
信憑性の低い情報が流れる中
この地球にある自然の中から
何かを感じれる力 情報を読む力を
養って欲しいと現代人に想う
今日此頃である。