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宇宙の月陽に照らされて  作者: 伊集院 大和
9/111

逆再生の朝陽の下で





31日と1日の朝方の高速から見る街の風景は

霧に包まれてる様な感じがして

蜃気楼の中に映る 絵画の背景の様にも観え

曇った空と似たような色の街の景色

前方に観る空の色は 雲が天を一面に覆っていたが

サイドミラーに映る空は

雲間に微かにブルーが観えた



曇った色の空に昇る太陽は

夕方に観る 沈みゆく太陽のように

オレンジ色がハッキリと映え

沈みゆく太陽を逆再生したような錯覚を覚えた



この1週間

朝方から 夏の暑さのような気温を

二月も早く身体に感じた様な気がした


この気温の高さは やはり雨の降る前触れであり

雨乞いにも似た 蛙の声は 雨を呼ぶ声であった



先ほど 大量に鳴く 雨乞いの声を聴き

疲れ果て寝ていた私は 夢の中から

蛙の声に揺り起こされ

近くに田畑など無いはずなのだが

数百匹の蛙が一斉に声が枯れそうなほどの

大きな声で 雨乞いの唄を唄っていた



どこから大音量の蛙の唄声が聴こえるのかと

想っていた途端



空からいきなり 大量のひょうが

降ってきたような雨音が 窓を打ち付け

大量の雨音は 一瞬で豪雨となり

台風のような強風を引き連れ

周りの音をかき消すような雨音は

次第に 雷を連れてきた




現在 雨音は沈み

遠くに響く雷の音

この異常なほど 続いた暑さは

何かの前触れじゃなければいいが



悪い様に考えれば悪い様になり

良いように考えないと

せっかく掴んだ運を逃してしまう事になる



毎朝 聴こえてくるはずの

鳥のさえずりも 時間を調整したかのように

少しずつ聴こえる時間も遅くなり

季節により 日没の時間も変わるように

鳥達の目覚める時間も変わってくるのだろうか



テレビで天気予報を見ることが出来る時間も

休みの日にしか無く

スマホで天気を検索することも無く


観る空の色 肌で感じる気温の高さ

鼻に衝く雨の匂いを

直接身体に感じ 自分なりに予想をしている



いつかの災害の時のよう

地震の前触れの小動物たちの動きから

災害が読み取れるなら


天気の行方も小動物から

読み取ることも出来るのではなかろうか





ネット時代の情報の多さ

信憑性の低い情報が流れる中

この地球にある自然の中から


何かを感じれる力 情報を読む力を

養って欲しいと現代人に想う

今日此頃である。





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