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宇宙の月陽に照らされて  作者: 伊集院 大和
19/111

今宵の月は 省電力




今日の朝は 少し肌寒く

昼間も平日ほど暑くは無かったが


空を見上げると先週までの空とは違って

青空が広がり 少し寒いぐらいの風と

暑い陽射しが入り混じっていたように思う



太陽を観ると 眩しすぎるぐらいだったが

太陽とは反対側の空を観ると

青い空に 白い月が浮かんでいた


この地球の遥か向こうに白い月が観え



私は あの月に帰らなければ と一瞬


地球人である事を忘れていた



時を過ぎる事に 変わりゆく空の色


青から 青白く そして紺色に



ただ太陽が沈み 月が登るだけで

青いはずの空の色が 暗い色に変わってしまうのは

少し悲しい気がするが


もし 夜が明るくて 昼間が暗かったら

どんな暮らしが待ち受けているのだろうか




そして 仕事が終わり

会社の駐車場に帰って来てから

今の空は どんな色なのかと観上げれば



暗い空に 白い月が浮んでいる



何故 今日の月は やけに白く

明るいのだろうか 少し疑問に思ったが

その疑問もすぐに解決した




普段は 黄色く見えた月も 白く観えたのは



夏に向けて

省電力にしないと 電気代が嵩み



蛍光灯からLED照明に変えたから

やけに明るく 白く見えたのだろう


月の裏側では 暑さの中で 蛍光灯を入れ替え

昼間にLED証明の

点灯テストをしたような 昼間の月と


点灯テストを

終えたような夜の月の色と


出来れば 夏の様な暑い陽射しと

その陽射しの下で暑い想いをしている人達に

涼しい風を吹かせてくれないかと想ったりもした


水が呑みたいと願えば 雨を降らし

陽射しが暑いから風を吹かせて欲しいと願えば

扇風機で風を吹かせて


もし太陽が暑さを失ったら

もしも月が明るさを失ったら


この地球はどうなってしまうのだろうか

ネットで調べれば分かるのだろうが

ネットで調べてしまうと

昔 授業で習ったことが全て覆されそうな気がして

もう 新しい知識を入れる SDカードはいっぱいで

容量を稼ぐ為に

キャンバスに描いている訳ではないが


インターネットというネットワーク網は

便利な反面 事実を覆すこと 真実を知ること

買い物も出来る だが

お腹が空いても 目の前の物を

すぐ食べれるわけではなく

不便な事もあることを覚えていて欲しい


そして 私の文面を読まれた方々へ


窓を開けて 今宵の空に浮かぶ

白い月を探してほしい

そうすれば 私の文面が理解できると想う






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