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話の流れは大体主人公で決まる。  作者: 櫻井 千桜
6章 話の修正部分は大体場所で決まる。
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57/69

57. 話の武器選びは大体主人公で決まる。

 今回は冒頭に余談を付け加えます。ギルドの名前のloudnessは、音の強さ、大声、騒々しさ、派手という意味の英語です。私のドハマりしているゲームの、元チーム名を拝借させて頂きました!カッコよくて気に入っているのです。

 さて、今回はいよいよファンタジーらしく、戦闘シーン前の回となります。それでは、どうぞ!

「驚かせて悪かったね、サツキ・アリスガワ君。俺はこのギルドの長を務めているエドガー・デ・ラヴィーヤだ。早速私と手合わせ願おうか。」


 見たことも無い美しい紺碧の髪をサラサラと靡かせ、颯爽と現れたるは、ギルド≪loudness≫の頂点、ギルマスだ。細身ではあるが、筋肉はキチンと付くところには付いており、傷一つない白銀の鎧が、彼をより一層高貴な人であることを証明しているようだ。穏やかな笑みは女性に大人気のようで、あちこちから歓声が鳴り止まない。物腰柔らかそうな美丈夫だ。まるで、何処かの王子様を見ているよう...。


「...というか、手合わせ?私は確か魔力測定をすると聞いていたんですけど、これって一体どういう...?」


魔力測定とギルマスの戦闘、因果関係がさっぱり分からん...。


「君が黒髪の時点で、もう強力な魔力があることは証明されているんだ。しかし、厄介な事に、君のような転移者は最初から強いわけではない。特訓や戦闘経験を積んで強くなるんだ。だから、戦闘経験のない今、どれだけの力があるのか、その確認をすることが一つ。もう一つは、この試合を見世物にすることで、ギルドへのお金がたんまり稼げるからだな。最近財政難だったんだ、物凄く助かるよ。」


そう言ってヘラヘラと笑っているのは、審判の男だ。出で立ちは、審判というよりお堅い理系男子という感じだ。瑠璃色の髪と黒縁眼鏡、右手には分厚そうな書物、膝までの長さの白いローブにズボンというスタイルだ。ひょろっとしてはいるが、決してひ弱そうには見えない。寧ろ、敵にしたら怖そうなタイプだ。


「それと、大剣対素手では勝ち目はゼロに等しいだろう。どれか、この中から好きな物を選べ。」


審判の男に言われ、目の前に出された長机の上の武器を見る。左から大剣、長めの片手剣、短めの片手剣、ダガー、双剣、針のような武器数本、弓と矢がセットになったもの、最後に盾が大小2つ。この世界には銃火器類はないようだ。


「この武器は、所持するのに数の制限がありますか?」


私は審判の男に尋ねる。何時の間にか左横に立っていたギルマスが、少し驚いた表情をする。


「あぁ、制限は設けてはいないよ...。だが、盾は別としても、普通は一つの方が身軽だし、楽だぞ?」


許可が下りたのだ。一つの方が身軽というのは、果たして正解なのか。その証明を今此処でしようじゃないか。幸い私は小さい頃空手をしていた経験があるため、戦闘初心者ではない。頭を使い、次の相手の行動を予測できれば、こちらが痛手を負うことはない。相手は今のところ私がどの武器を選ぶか、分かっていないようだ。


「...じゃあ、武器は以上で決まりです。」




さて、魔力測定という名の戦争の始まりだ。






 次回、いよいよギルマスVSサツキ!運命の決闘が今始まる...!!お楽しみに!


ブクマ件数増えてます!+1件で計42件となりました!ありがとうございます!これからも作品作者共々よろしくお願いします!

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