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話の流れは大体主人公で決まる。  作者: 櫻井 千桜
5章 物語の加減方法は大体場所で決まる。
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43/69

43. 話の新情報は大体主人公で決まる。

少し日が開きました、すみません。リアルの方で少しバタバタしておりまして、当分の間、また以前のように超不定期更新になってしまうかも知れません。此処でお詫び申し上げます。

書ける時にガンガン書いてドンドンupしていきたいと考えております!どうぞよろしくお願いします!

それでは、どうぞ!


「俺が持ってきた情報は二つだ。まず、《聖剣オラシオン》を最後に見たという証言とその場所、そして、聖剣を持っていたとされる者の見た目だ。」


 聖剣探しの作戦会議が行われた客間にて、フラン王子が重苦しく切り出したのは、俺達の探している人物についてだった。


「俺が聞いた話だと、最後に聖剣を見たと言ったのは、サンゴラン領主の三男坊、フェトラール・サンゴランだ。彼は、『一週間前、領地を視察中に聖剣と思しき眩い光の柱を見た』と言っている。」


光の柱?どういうことだ?


「鞘から抜く時、聖剣はその力を見せつけるかの如く、美しい光の柱のようなものを出すのですよ。ですから、それが逆に聖剣を誰かが抜いた、というのを知らせてくれるのです。」


勇者が何処にいるのか、バレバレってわけじゃないか。俺は、解説をしてくれたセバスチャンさんに苦笑をもらす。


「そして、光の柱があった場所に向かったところ、サンゴラン領の東の端に位置する《ムアイヤの森》の最奥部だったんだそうだ。そこには古来より、精霊が住んでいるという噂が後を絶たないことで有名なのだが、彼が見たものは、精霊の類ではなかったのだ。」


 そこで何故か溜めに入り、セバスチャンさんが淹れた紅茶に口を付けるフラン王子。俺達話を聞いているメンバーからしては、一気に話せよ!?と身を机に乗り出さんばかりだ。だが、優雅に紅茶を啜った王子は、ゆっくりとした動作でカップを机に置いた後、コホンと一つ咳をしてから、真剣な眼差しで続けたのだ。...自由過ぎる、流石王子。


「彼の証言通りに話そう。『私が見たのは、間違いなく妖精ではありませんでした。聖剣を左手に持ち、黒いロングコートに身を包む、黒い肩下位の髪、同色の瞳を持つ女性でした。』」


 俺達は驚き、動揺を隠し通せなかった。俺やセバスチャンさんと同じ異世界からの転移者だってことは予測済みだった。だが、それが女性というところまでは想定外だったのだ。俺は、変な話、勇者=男って、何処かで確定付けていたんだろう。異世界ファンタジーもので友人に勧められたものにも、確かに女性の勇者がいるってのはあったさ。勿論、その勇者は主人公(男)を滅茶苦茶好きでさ。純粋に恋する女の子って可愛いってその時は思ってた。...何でその予想には至らなかったんだ、俺!?


「黒いロングコートに黒髪黒目...。さながら、『黒勇者』ですかね。」


ジュリアがボソッと呟く。確かに、そんな全身真っ黒な勇者なら、《黒勇者》と呼んでも差し支えないだろう。俺達は、まだ名も知らぬその勇者を当分の間《黒勇者》と命名し、話を進めることにした。


...取り敢えず、俺の目標は目下『打倒黒勇者!!取り返すぜ、聖剣オラシオン!!byリチ』ってことになった。このキャッチコピー考えたのは俺じゃなくて、一番面白がってたグランの野郎だ。黒勇者の存在を知った時から、こいつの目は黒勇者と戦うことしか映ってなかったからな。...先が思いやられるぜ...。

さて、新しいキャラクターその名も《黒勇者》さん紹介回でした!彼女は一体何者なのでしょうか...?そしてリチ君は彼女と出会えるのか?彼女に勝てるのか?それは次回以降をお楽しみに!


Twitterのフォロワー&いいね&RT数、日に日に増えており、作者、超有頂天になっております!←大袈裟ですが、それでも、嬉しいものは嬉しいのです!これからも、リチ君のほのぼのライフをどうぞお楽しみに!

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