2019/11/10 ぴーちゃんの危機
日曜日の本日は、恒例のカラス出勤であった。
土曜日にゴハンだけは追加してもらっているのだが、なにぶん、「そのカラス凶暴」ゆえに、水かえやら掃除やらまでは手が及ばない。
ぴーちゃん出勤ならば大歓迎の、らおぴん。
なにせ、他の仕事を気にせずにぴーちゃんと遊べるのだ。
むしろ、楽しみだと言って良い。
だが、今日のぴーちゃんは様子がおかしかった。
しきりと「オハヨー」を連発しながら、変な甘え方をする。
これまでの傾向を鑑みると、ぴーちゃんが「オハヨー」を言う時は、何か不安を感じている場合が多い。
放置されて寂しかった時など、ヒトの言葉で、ヒトに呼び掛けようとしているようだ。
だが、それだけでなく、挙動もおかしい。
元気がないながら、変な暴れかたをする。
掃除をしようとしてトレイを引っ張り出してみると、止まり木の下に、結構な量の血溜まりができていた。
よく看ると、あちこちに血痕もある。
下血かとおもったが、フンは正常。
ただし、食欲がなく、いつになくゴハンも残している。
とりあえずケージから出して、しばらく様子を見ることにした。
いつもなら元気いっぱいに後を追いかけてきてツツきまくるのだが、今日は、なんだかしんなりとして、おとなしい。
牛肉をあげてみたが、あまり食べない。
これ以上ストレスを与えてもいけないので、あまり構わず、とりあえず見守る。
やはり、ほとんど食べていないと見え、フンは真っ白。
だが、下血はなさそうだ。
だとすると怪我か吐血だが、羽毛に濡れはないため、外傷ではなさそう。
吐血かな?
外から見える範囲で喉に異物は見当たらない。
変なものを飲み込んでいないか気になるが、一応、周囲には気を遣ってはいたので、それほどヤバいモノはなかったはずだ。
ありがちなのは、爪楊枝やクリップ類。
固い骨片。
だが、時間が経つにつれ、徐々に元気を取り戻し、じゃれたり、おやつを食べたりし始めた。
新たな出血も、なさそうだ。
カラスの胃酸は強力なので、多少の異物は消化してしまうとおもうのだけれど。
あと、可能性があるのは、チョコレートの類い。
鳥とは相性が良くないようで、以前飼っていたとりがチョコレート中毒でやはり吐血したことがあった。
とにかく、二時間ほど静かに仲良くしていたら、ぴーちゃんはかなり元気になった。
三時間も居座ってしまった。
あとは、野生の回復力に期待だ。
動揺してたら、あちこち日本語が変でした。
ぴーちゃん、かなり、回復しました。
 




