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賞も書籍化も(基本的に)狙わないAI補助小説運用メモ  作者: さんけい


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20/23

20 生身の「私」が書くとあかん部分と、GPTにここだけは!と強調させる部分

 さて今回は、何でGPTに書いてもらって「私」が書かないか? と、じゃあ私がどこにともかく関与するか、です。

 何かどんどん話が広がるので、何じゃこらと思ってください。


 *


 長編書けるか? と言えば、書けます。というか書いてきました。が。


 ウケないんですよ! 特定の方々にしか!


 で、これはもう理由が明白でして。

 私個人にはもう、オリジナルだろうが二次だろうが、超苦手分野があります。

 「普通の感覚の男女恋愛」と「幸せな家族」と「戦闘シーン」と「普通の愛情での濡れ場」です。

 これはもう何十年と書いてきて、完全に諦めた部分です。

 無理なものは、無理です。


 で、過去に書いてきたものをよくGPTに分析してもらうんですが、本当にまあ、ともかく「人を選ぶ」と言われまくってます。

 シュミでやってるぶんにはいいんですよ。

 けど今回は家計の足し、ですからそうもいかない。明確に収入にしなくてはならない。

 要するに苦手部分も書かなくてはならない。

 けど、苦手部分を書くには、常に「おいこれお前の中では嘘だろ」のチェック機能が働くんですね。

 分からないことは実感を持って書けない。別につくりでもいいんですが、どっかで許さない自分がいるんですよ。

 そこができてれば、まあプロを目指していたかもしれませんが、どーーーーーーーうにも、心の壁が強すぎて!

 書いていてぞわぞわする訳ですよ。

 で、一応「私」もアルファでも一時期腕試しとテンプレ修行に書いてもいたんですが、どーう転んでも、書籍化には至れないんですね。固定客はつくんですが。


 それでまあ、普段動画シナリオとかの発注うけて家計の足しにしてきたんですが、こっちがまず、この冬から春の収益化剥奪とかで割とできなくなりまして。

 じゃもうこっちで何とかしなくちゃな、となった訳ですわ。 


 となったら「読まれる話」を書くしかないではないですか。

 あ、ちなみに「読者」としては、ハッピーエンドも好きですよ。要するに今出してもらっている話も、読むのは好きです。ただ生身の私には無理というだけで。


 なので「読まれる話」をともかく日々模索してますという訳です。


 実際、ここまで作ってきて、明確にウケた話と、そうでもない話は分かれてますしね。

 かと言って「ウケた」パターンばかりでは、皆さんに飽きられる。それも困りもの。

 アルファの競争は激しいです。そしてもの凄く正直だと思います。どんな話であっても、ともかく面白ければどんなものでも読まれるし、そうでなけれ見向きもされない。

 新鮮な移り変わりを見るにはアルファの面白ければ何であれ勝ち、が私は好きです。


 *


 さてそんな私自身がGPTと作るときには、


 ・ざっくりした印象

 ・冒頭

 ・展開

 ・〆


 はこちらがともかく受け持ちます。

 まあ構成なのかもですが。私自身ではできない内容の本文を書いてもらえることのありがたさよ。


 なお、「ざっくりした印象」はあれですよ。

 ある意味テンプレの形。


「今回は病弱令嬢」

「今回は復讐もの」

「今回はクレクレ女」

「今回は意味変え女」

「今回は間違った親切の男」

「今回は婿取りの話」


 のような。

 無論ふわーっと、最初から割と精密に「こうなる話」が降りてくることもありますので、その際はそれを含めて。


 そこで大事なのは冒頭。

 これはもう、何が何でもインパクト第一。

 1ページめで、読者様をこっち向かせないと無理! というのがモットーです。

 要するに、大通りを歩く人々の横に色々な店があるとします。その入り口で「お」? がないと、まず中に興味持ってもらえません。

 最初が肝心! これはもう、人力だろうがAIだろうが同じです。

 台詞から始めるのが多いのは割とそのせいで、テンプレ仕様と言われようが、強ければ勝ちだと思ってます。

 所謂「ミステリは最初に死体を転がせ」ですね。


 「私」自身が長編二次を書いてた時が、「よっしゃどうすれば驚かせられるかなー」という発想だったんですね。ちなみに二次は「そこそこ」読まれました(笑)。

 だからそこではプロローグだの第一話では、「ちょ、待て」と目を止めさせる事件をまず転がしておきました。

 何か二次の作り方としては萌えから来るのではないあたり、珍しいねえ、と人に言われましたが…… 

 仕方ないです。私は萌えキャラを動かしたい、ではなく、こいつらにこういうことやらせたら「どうなる?」側の書き手でしたから。


(以下かなり音楽を使ってのたとえが入る「冒頭大事!」に関する文章なので読み飛ばして結構です)


 *ここから↓


 ちなみにこの「ともかく入口で呼び込まなきゃ意味がねえ!」には実感できる原点があります。

 私、90年代にバンドのライブ通いをしていた時期がございまして。このあたりは本当にシビアでした。

 どれだけ自分にとって良いバンドでも、どれだけいい曲でも、露出の仕方が悪ければまず聴かれもしない、と。

 現在レジェンド級に生き残ってる人々は、そこを間違えてないんです。


 私が好きで、生き残ったバンドは、だいたい「見せ方」を常に工夫してました。

 メジャーシーンで生き残れなかったバンドは、どこかそれがすべっていたんですよ。

 たとえばシングルの切り方。デザイン。どうツアーを組むか。どう雑誌に見せるか。そういうのがバンド本体の発信で芯があったわけです。

 ところが、生き残れなかった方は、「……何でこの曲をシングルにする?」「コンビニで流れてきた時にぱっと聞いてわかるか?」「そもそもかけてもらえるか?」ってのが「いや無理だろ」が明白だったんですね。

 そしておそらくは、当人達が、これ、という見せ方の芯がない。だから周囲に振り回されて、飾っていたバンドはナチュラル路線にいって、それで結局は消えていく、みたいなことも多くありました。


 では生き残っていった方。

 曲がいいのはもちろんです。それも、一発で聞いて「あーこの人達だ」というのがわかる音。コンビニで流れていて「ん?これ何だ?」と後で調べるようなものならなおのことOK。メロディラインが強いのはでかいです。

 これは要するに小説にたとえると、はっきりした筋、です。音と文章という違いはあっても、ぱっと聞き、ぱっと見でああこれだ、とわかる部分ですね。

 これがあるなしでずいぶん違います。


 たとえば、LUNA SEAを例にとります。知ってる方は苦笑いしてください。すいません私、3年間千葉から神戸までのツアーは行っていた人でしたから。

 彼らはメジャーデビュー後、アルバム3枚目で大ブレイクした訳ですが、やはりまずシングルが突破口になりましたね。

 音はもう、メジャーデビュー時点でも独特だったし、一発でこの人たちだ、ってわかった訳ですが、まあ、外見が。どうにも。好きですが。

 で、これがだんだん薄くなっていくのですが、と同時に、シングルとして切る音は、試行錯誤した末、ともかく冒頭からがつん! と出すものになっていきます。

 初期の「BELIEVE」や「IN MY DREAM」は音としては耽美や広がり系とか実に独創的ですが、はっきり言ってキャッチーではないです。何よりフロントマンの姿に抵抗があったのではないでしょうか。

 が。「ROSIER」でそこがすっきりしたわけです。姿も、がつんと冒頭からかましてくるものも。

 で、更に「TRUE BLUE」では、サビを冒頭に持ってきました。これは強い。

 はっきり言って、相変わらず五人全員ががんがんに鳴らしていますし、滅茶苦茶アレンジもこりまくりだし、音は衝突しまくってました。この人たち、そこのテンションの高さが無茶苦茶でしたから。

 ただ、その音を聞かせるための何か、がそれまでは欠けていた、もしくは割り切りができなかったのではないか、と思いました。で、そこを振り切った時に、ブレイクしたのではないかと。

 ちなみに、この改変の一つに「END OF SORROW」があるのですが、ライヴでやっていた旧バージョンというのが、「玄関が遠いけどサビが好き」なタイプでした。そしてしばらく寝かせて、シングルにしたのは、サビをぼん、と前に出す型です。

 結果、印象的なサビをぼん、と前に出したことで、中の色々よく聞くとごちゃごちゃしているものも入りやすくなるというわけです。


 *↑(ここまで)


 ということで、冒頭は本当に大事なので、何が何でも、ぶんづかみにできるようなものであるべし、と思っています。

 無論タイあらもですが。

 

 冒頭の後は、「読者としての私にとって面白い展開」「飽きないか」です。

 まので、向こうに「どういう展開にする?」と聞いては、飽きそうなら何かエピを差し込んだりしてます。

 時には何かこいつらの温度が低いな、薄いな、と思ったら「もっと濃いめに」とも注文をつけます。

 ただここは、私自身の計算と読者さまとの感覚のずれが生じる時には、やっぱり後の感想で「だれてきている」みたいなものもいただく訳ですが……

 GPTの計算だけでもいけないし、私の昔からの体験的な感覚だけでも無理な部分は、感想をいただくごとに、あああそうなのか、と毎度教えられています。

 

 *

 

 で、何より着地点ですね。これがはっきりしていないと、話がぼんやりする。

 極論、「何を書くか」、強い冒頭と明確な着地点、そしてキャラがしっかりしていれば、話というものは進むのですよ。

 どう進むのか、は違いますが。

 そしてこの「明確な着地点」。これが決まっていれば、逆算で展開は決まります。

 それができるだけ広い人々にウケる内容でないと、やはり嫌な予感は伝わりますし、後味も悪くなって、次の作品を読んでみよう、という気も無くさせてしまうかもしれません。

 だからできるだけ、ハッピーエンド。読(・)者(・)を(・)選(・)ば(・)な(・)い(・)ハ(・)ッ(・)ピ(・)ー(・)エ(・)ン(・)ド(・)であってほしいわけです。


 ……これが、まあ、生身の書き手としての私の、苦手の一つでもあるんですがね……

 叫び出すんですよ!

 そんな簡単に幸せになっていいのかお前等! って。

 いや現実そうじゃねえだろ! と。

 が、読者の私は「おいそれじゃすっきりしねえぜ」と言い出します。

 「私」の作る話だと、そもそも「いやおい、それどうよ?」な価値観揺さぶりとか、ビターエンドだの、「一般的ではない」ハッピーエンドになってしまうので。

 

 ですのでもうそこは、「ハッピーエンドでよろしく」とお願いします。

 できないものはできません。できる側にお願いしたほうがいいのです。

 少なくとも、「読者の私」はそっちのほうがいいです。


 とまあ、今回はとりとめもない文章となりましたが。

 ようするに! 素で書くとこうなんですよwwwww


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