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ある薬師の一生  作者: 杉勝啓


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118/120

乱というのはただ一人の器量人が引き起こすものなのです

万吉と別れた且元はその足で茶々の元に向かいました。


「義母兄上や常真殿は私を拉致同然に内府殿の元へ連れて行こうかというのですか?」

「はい。この且元、茶々様や秀頼公の尊いお心よくわかっております。ですが浪人やキリシタンの為に犠牲になることはございません。豊家を頼れなくなっても、彼らは新たな旗印を見つけ出します。乱というものはただ一人の器量人が引き起こそものなのです。織田信長公がそうでした。太閤殿下がそうでした。そして残念ながら、秀頼公にはその器量が備わってございます」

「……………」


「むしろ、秀頼公が阿呆な方であればと思うことがございます」

「そうじゃの。私もそう思うときがある。じゃがあの子はもう覚悟を決めてしまった。かってあの子を市井に逃がしたことがあるが、あの子は自らこの修羅の中に戻ってきてしまった。且元、そなたの心は嬉しい。じゃが、余計なお世話じゃ。間もなく関ヶ原で主家を失った浪人やキリシタンがこの城に集ってこよう。それに、私が内府殿の元へ行けば、誰が方広寺はじめ各地の寺社の修繕を行うのじゃ。寺社仏閣の修繕時により、人々の経済は周り、懐は潤うのじゃ」


この方広寺の修繕が乱のきっかけになろうとは且元も茶々にも思いもよらぬことでした。

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