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バーチャル戦争〜virtual war〜  作者: 未来郎
[第二章]『〜悲哀の雨&憤怒の業炎〜』
38/50

第38話:「キング始動」

〜前回のあらすじ〜

リュウは命からがら、自陣へと帰還を果たす。

ヒロも覚悟を決め、加勢へと向かう。


その頃、中央にて、最高幹部同士が相対する。


しかし、圧倒的な実力差を前に

自由の国・レイは、撤退を余儀なくされた。



ー漣の国ー


ミスミ (司令)

「ヒスイさん! ヒョウさんが勝ちました!!

相手幹部が撤退しました!」




ヒスイ (キング)

「ふふっ、落ち着いて?

それで…ここからどうする?」




ミスミ

「えっと…『決着』をつけにいきます!


相手幹部は2名、2人とも重症です。

加えて、兵士は4名…今なら勝てます!」



ヒスイ

「うん、了解!

じゃあ、私が行くね?」



ミスミ

「はいっ!お願いします!!」




ヒスイ

(ここまで繋いでくれた、皆の想い。

しっかり応えないと。)






遂に、"漣の国"キング始動…!!



















ーヒロ視点ー


…はぁ…はぁ…随分と静かだけど……間に合うかな?



中央に向けて走っていると

遠くから、こっちに飛んで来る"何か"が見えた。


…あれは…レイさん?




ヒロ

「あのっ!レイさん!」




呼び掛けてみたけど

レイさんは物凄い速度で、僕の横を通過した。



…何かあったのかな?


分からないけど…とりあえず中央にいこう。


















ー中央ー


ヒョウ (最高幹部)

「…了解しました。

ヒスイが来るまで、此処で待機します。」




ミラ (新米兵士

「あれぇ?ヒョウさーん

なんか久しぶり的な?」



ヒョウ

「おや?ミラさん。

加勢は間に合いませんでしたね。」



ミラ

「うっそー!走って来たんですけど〜…」



ヒョウ

「…その割には、息が乱れてませんね。」



ミラ

「ほんとですって〜!私のペースで 」



ヒョウ

「そ、そうですか。


…それでは、此処はミラさんに任せます。」




ミラ

「どこ行くんですか??」



ヒョウ

「…自陣には、スイさんがいます。

これ以上の幹部は必要ありません。


ミスミさん、先に敵陣へ侵攻します。

兵士も幹部も弱っている今が、付け入る隙です。」




ミスミ (司令)

「は、はい!分かりました!

お願いします!!」




ミラ

「ヒョウさん 頑張ってね〜」




ヒョウ

「えぇ、行ってきます。

此処は任せました。ミラさん。」

















ーシレイ視点ー


ヤバい ヤバい ヤバい…っ!


ヒョウが詰めて来てる!!


ヒロは…!?

…いや、もう間に合わない!


迎え撃つしかないのか…?

重症のリュウとスティルが…?


そんなの無理だろ!


レイも今下がったばっかだし…!



…しかも…あれ…キングまで動いてるっ!


そりゃそうだよな…

敵からすりゃ、ここが最大の攻め時だ…っ!



くそっ! 一体何処で間違えた!?



少なくとも…出だしは順調だった…


トウシンが殺られたとこか?


レイを下げたところか?



…ってか、このままだと……



………"敗北必至"………?




ギア (キング)

「シレイ。

お前が迷えば、兵士も迷う。」



シレイ

「ぎ、ギアさん…!」




ギア

「お前の信念は、貫けば良い。


しかし、1人では 何も出来ん時もある。」




俺の気持ちを汲み取って…?



俺の信念は…『ギアさんを使わない事』だ。


ギアさんに言って、出てもらうのは簡単だ。

けどそれじゃ、『この国の成長』にならない。


難所を越えて、ようやく強くなれるんだ…。


だから、ギリギリまで使いたくない…。




ギア

「選べ、"敗北"を取るか"成長"を取るか。」




そう言われたら…当然"負けたくない"


けど、同じくらい"強く在りたい"



天秤にかけても、等しく動かない。



ダメだ、俺。



肝心な時に限って、優柔不断になる節がある…。




ギア

「言葉のまま受け取れ。

『お前の信念』を貫け。」



…"俺"の信念……。




シレイ

「…わかりました。

ギアさん、敵兵・ヒョウを止めてください。」




ギア

「心得た。」



この国の"未来"を考えないといけない。


『個性』持ちが3人、『全属性』が1人

新人の5人ともが、大当たりだ。


あいつらの"可能性"を潰したくない。



…けど、俺も1人の男だ。




シレイ

「だったら、俺は"勝ちたい"!

例え、司令でも…俺が居る国で

負けたくないです!」




ギア

「…よく言った。」




お願いしますっ、ギアさん!!


…けど、この判断…ちょっと遅かったか…?

















ーヒロ視点ー


リズ (兵士)

「おーい!ヒロくーん!!」



後ろからリズさんが走ってきた。

僕に追いついたみたいだ。




ヒロ

「あれっ?リズさん…足は大丈夫なの?」



リズ

「あっ!

う、うん!もう治ったみたい!ほら!!」




そうか…良かった…!!




ヒロ

「けど、無理しないでね?」



リズ

「うん!へーきへーき!!


…それより、どこに向かってるの?」




…明確な目的はないけど

今は"中央"に行くべきだって思う…。


状況が分からないから

1番人が集まりそうな所へ…



リズさんと一緒に、走って中央へ向かった。






ミラ (漣の国・新米兵士)

「うわー、来ちゃったかぁ…だる〜……」



リズ

「ヒロくん、敵だよ…!」



ミラ

「乗り気じゃないけど、ここ任されてんだよね〜

アンタら、早く消えてくんない?」




…ここ…この人しかいない?




リズ

「いや!負けないからっ!」



ミラ

「聞き分けわる(笑)

ってかこんなとこ居ていいの〜?


うちの幹部が、アンタらのとこ行ってるけど?」




…僕は嫌な予感がした。


ボロボロのまま、帰陣したレイさん。

…レイさんを、あこまで追い詰めれる人って……!



まさかっ!?




ヒロ

「リズさん!ここおねがい!!」



リズ

「え!?」



『武』 《瞬足》!!




…なんで気が付かなかったんだ!


中央に行った筈のリュウさんや

ハドウさんが居ない!


それに、今回の戦争で

最高幹部の"ヒョウ"さんを見てない!



多分、レイさんを追って

僕らの方へ向かってるんだっ!



中央は手薄…リズさん…ごめんっ!

何とか持ちこたえて!!



リズ

「ちょっと…ひ、ヒロくん!?

どこ行くの…?」



ミラ

「あー…どうする?やる?」



リズ

「う、うん!負けない!!」



ミラ

(泣いてるし…やりづら〜)

























ーリュウ視点ー


リュウ

「お、レイ…! 戻ったのか?」



レイ

「……あぁ。」



なんか…ボロボロだし…なんかあったのか?



スティル (兵士)

「えっと…とりあえず『回復』したらどうかな!

僕が見とくから……」




ヒョウ (漣の国・最高幹部)

「させません。」



『氷』 《氷刺》




レイ

「なにっ!?」




ヒョウ!?

レイの後をつけてきやがったのか!!




スティル

「2人とも!下がって!『鋼』《鉄壁》!!」



ヒョウ

「…お久しぶりです、スティルさん。

また今度話しましょう。」



《凍結》



スティル

「くっ…2人とも…にげ…っ……」




ーパキンッ!!ー



リュウ

「くそっ!レイ!手貸せ!!」



レイ

「『火』《絶炎》」




俺の声も無視して、レイはがむしゃらに

ヒョウへと突っ張ってる。



ヒョウ

「…冷静さを欠いていますね。

中央の貴方の方が、遥かに強かった。」




《絶対零度》




ーアナウンスー

「『自由の国』幹部 死亡。

残り幹部1名。兵士3名。」




う、嘘だろ…?

一瞬で、レイとスティルが……!




ヒョウ

「これで終わりです。《凍結》」




ま、負けるのか…っ!!




ーガコンー




ヒョウ

「…っ!!」




ギア

「すまぬ、少し遅れた。」




あっ…!き、キングっ!!



ギア

「下がれ、お前が殺されれば 敗北だ。」



リュウ

「は、はい!」




ヒョウ

「…随分と早い登場ですね。

まだ2戦目ですよ…?」



ギア

「うちには『負けず嫌い』が多くてな。


どうだ、君は変わりない様子だが。」



ヒョウ

「えぇ、相も変わらずですよ。」



ギア

「…して、どうする?

我が国の"幹部"を追うか?」



ヒョウ

「…いえ、"撤退"します。」



ギア

「そうか、懸命な判断だ。」








〜作者の一言〜


『私のペースで』って良い言葉やなぁ。

汎用性高いし、今度から使お。

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