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続き1

「そんなヤバい敵なんですか? 」


「そう言う話です。我々の探査とともに、あの<三日月>さんからも情報が来ました。双方で一致してます。予想以上にまつろわぬもの達が貴方を凄い敵と見ているようですから」


 追儺の実働部隊の人がそう話す。


 名前で呼びたいところだが、この特殊な土御門家の専門部隊の人は名前とかそう言う情報は出ないようになっているようだ。


 日本で言うSPとかSAT並みに情報を隠蔽されているそうな。


 元々、名前と言うのは昔は真名とか言って自分の愛する人にしか教えないとかあったらしい。


 つまり、名前を知られると言う事が呪術による危険を著しく高めると言う事か。


 一号二号と呼びますかって冗談もあったのだが、誰かと特定されると言う状況が不味いのらしくて苦笑されて拒否された。


「いやいや、こないだの<角錐(かくすい)>さんの勘違いが良くないんじゃないすかね? 」


 俺的には多分、相当な勘違いをして帰ってると思うんだが。


「どちらにしろ、ここでは守りにくいです」


 そう追儺の実働部隊の人が話す。


「で、休んで良いんですか? 」


 俺が常務に聞いた。


 社長は来なくなっちゃったので常務が現在は社長の代わりをしていた。


 鬼が来たの魔物が出たの話を聞いて、社長の奥さんと娘さんが絶対会社に出たら駄目だと騒いでえらい事になっているらしい。


「ううぅぅぅぅーん。休んでもらうのかぁぁぁ」


 そう常務が皆を見回したが、皆も休んで欲しいけど人員が減るのは困ると言う顔をした。


 困ったもんである。


「実際問題として、刺客が出ていると言うなら私も恩返しで守りに行きたいと思いますが」


 そう薫子さんが言ったので、社員の目が一斉に反対に回った。


 美味しいお茶とお菓子がそれほど、今の心の支えとか困ったもんである。


「と言う訳ですまん……」


 そう常務が済まなさそうに話した。

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