続き3
「えーと。どうしたら良いのかな? 」
俺が窓に張り付いている三鈴さんを見て呟いた。
「いや、それは夫婦の話ですし」
「冷たっ! 」
俺が<おやっさん>の野崎君の言葉に突っ込んだ。
「まあ、馬に蹴られて死ねとか昔から言うしな」
河村先輩が苦笑した。
「いや、マジで困るんだけど……」
そう常務が困った顔で呟いた。
「ど、どうしましょう」
そう薫子さんが困ったように呟いた。
「いやいや、まあ、大丈夫ですよ……」
ピキィーーーーン。
窓ガラスが一斉に真横にヒビがさらに入った。
「えええと」
「駄目ですよ。仲良く話をしているように見えたんじゃないですか? 」
<おやっさん>の野崎君が突っ込んできた。
「し、仕方ない。鈴与ちゃんにスマホしよう。事情を説明して迎えに来てもらわないと……」
そう、俺がスマホで連絡を取ったら、物凄く早くオフィスに鈴与ちゃんがやって来た。
護衛の土御門の人達もついて来ている。
だけど、早すぎねぇかな?
「お義兄さんが悪いです」
開口一発、鈴与ちゃんに言われた。
「ええええええええええええ? 」
俺が動揺して呻く。
「新婚の奥さんをほっておいて他所の女性を助けるとかおかしいですよ」
鈴与ちゃんがそうきっぱり話した。
どうして? と聞きたかったけど、聞くと藪蛇っぽいのでやめた。
「いや、仕事でししたんで……」
そう常務を見たら、俺に振るのかっ! て凄い顔してた。
「正直、誰も三鈴お姉さんを止めれないし困るんです。まだ私は巫女として今一つですし」
そう困ったように鈴与ちゃんがしょぼんとして呟いた。
「それはお義兄ちゃんが悪い」
「鈴与ちゃんが正しい」
「何とかしないとお義兄ちゃん」
そう一斉に他の社員たちが騒ぐ。
鈴与ちゃんも三鈴さんに近い美少女の容姿で守ってあげたい雰囲気を無茶苦茶持っているからだろう。
非常に俺に対する風当たりが酷い。
納豆が大量に余ってんですが、何か一気に食べる方法は無いのでしょうか?
困ったな。




