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7部 <幽霊屋敷編> 始まり

 社長は来なくてなってしまった。


 ずっと入院しているようだ。


 でも、柚原さんが一生懸命に看病すると言うから大丈夫だろう。


 高木先輩のアパートは土御門家でお金を出して補償した。


 だが、高木先輩も辞めてしまった。


「まさか、高木先輩が辞めるとはな」


 俺がそう呻きながら今日も会社で仕事をしている。


「私なら、下の部屋の女性と仲良くするチャンスですんで、辞めて故郷に帰ったりしませんけどね」


 <おやっさん>の野崎君がそう呟いた。


「やはり、ああいうのは上の女性が落ちてこないと駄目なのかな? 」


「ああ、なるほど、合体が出来ませんからね」


 <おやっさん>の野崎君がエロマンガのシーンを思い出して呟く。


 仕事が忙しいので、頼んで手伝って貰っているのだ。


 もっとも、土御門家としても大神さんに命じて、俺の手助けと護衛として野崎君を置くように命令されたようだ。


 昨晩のトラブルから俺は寝ていないが、それは気にしていない。


 人形なので寝なくて済むのはとても便利だ。


 ただ、三鈴(みすず)さんの食事が食べれないのが凄く残念だ。


 どうも、巫女神様と代々の巫女様の話で、俺が異様に危険な事をするので元の身体に戻れるのだが、しばらく人形のままでいさせた方が良かろうと当分このままで行くようだ。


 確かに人形なんで殺されても大丈夫と言うのはメリットだろう。

 

 言葉としてはおかしいが。


 さすがに、こうやって市松人形がうろちょろしてたら騒ぎになりそうだが、そこは最強の土御門家の政治力で騒ぎにならないようにしているようだ。


 結果として、俺はもくもくと仕事をしている。


 電話での対応は全く問題ないし。


 だが、そんな時に思わぬ話が来た。


 困ったもんである。

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