表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
128/315

続き9

「怪しいものではありません! 怪しいものではありません! 」


 俺がそうアピールしながら追っかけた。


 俺もそうだが、<おやっさん>の野崎君も童心に帰ってほっこりしたらしい。


 おじさんの四つん這いになりながらのスピードが素晴らしかった。


 まさに、火事場の糞力。


「助けてくれっ! 助けてぇぇ! 」


 一気に近所のコンビニに四つん這いのまま入ると、おじさんが叫び続けたので、はっと我に返った。


 どうやら、恐ろしい妖魔の力を使われたせいで、心に邪悪な部分が出来たかなと自分で驚いた。


 童心にもどって追っかけたのも良くなかったようだ。


「ちょっと、やりすぎたかな? 」


「市松人形ってだけで誰か警察にバレバレですよ」


「後で、土御門家を通して謝っておこう」


「流石、上級国民様ですね」


「凄いぞ、上級国民。なって見て分かる、この安心」


 俺がそう苦笑した。


「どんどん、糞になってませんか? 」


 いきなり背後から声を掛けられた。


 誰かと思えば、こないだあったヤタガラスさんだ。


「おお、お元気ですか? 」


「1 2 3 ダー! 」


 空気を読まない<おやっさん>の野崎君の発言で一瞬にして空気が凍結した。


「……すいません」


 <おやっさん>の野崎君が流石にそれを感じたのか、謝って来た。


「いや、ちょっと空気が凍ったから」


 俺がそう突っ込んだ。


「いや、そんな話は良いんだけど、大事な話があるそうなので、土御門家に帰って欲しいのですが」


「いや、高木先輩の誤解を解いていないので」


 ヤタガラスさんの言葉をやんわりと断った。


 まずは仕事場の環境を良くしなければ。


 その為には高木先輩の誤解を解かないとならないのだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ