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「僕と世界と推しと」  作者: - 晩26 -
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第24話 - Lunaとの出会いの回想

毎日2回更新

光也は部屋の片隅に置かれたLunaのグッズを見つめていた。アクリルスタンド、ポスター、配信イベントのチケット――どれも彼にとって大切な宝物だ。しかし、ふとしたきっかけでLunaを推し始めた日を思い出すと、今の自分が信じられない気持ちになった。


それは大学の課題に追われ、息が詰まるような日々を過ごしていた時だった。気分転換にYouTubeを開いた光也の目に飛び込んできたのは、Lunaの配信サムネイルだった。ピンクのツインテールに星をあしらった可愛らしい衣装。そして、「夜空を一緒に楽しもう!」というタイトルに、不思議な魅力を感じた。


「なんだこれ……Vtuber?」


特に興味があったわけではない。それでも何かに引き寄せられるようにクリックすると、画面の中でLunaが笑顔で手を振っていた。


「みんな、今日も来てくれてありがとう! 星がいっぱいの夜、楽しく過ごそうね!」


その声は透き通っていて、優しくて、聞いているだけで胸が温かくなった。配信では視聴者のコメントを拾いながら、Lunaが楽しそうに語り続けていた。星空をテーマにしたトークの中で、光也はふと自分の疲れが薄れていくのを感じた。


「こういうのも、悪くないかもな……。」


気づけば、配信が終わるまで画面の前に座っていた。そして、Lunaが最後に言った言葉が、彼の心に深く刻まれた。


「また来てくれたら嬉しいな。いつでも待ってるからね!」


その日から、光也の生活は少しずつ変わっていった。Lunaの配信を楽しみにするようになり、気がつけば彼女を全力で応援する「推し活」が日常になっていた。


現在の自分が、Lunaなしでは考えられないほど彼女を推していることを思うと、少し笑ってしまう。


「結局、俺を救ってくれたのはLunaなんだよな……。」


光也は改めてLunaのアクリルスタンドを手に取り、その笑顔に感謝の思いを込めてそっと机の上に置いた。推し始めたきっかけを思い出すことで、彼女への想いがさらに深まっていくのを感じていた。

Xにも同時投稿中。X版はイメージ画像付き。

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