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「僕と世界と推しと」  作者: - 晩26 -
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第22話 - Echoの言葉の真意

毎日2回更新

光也がSNSの投稿を確認していた深夜、ふとパソコンの画面が青く光り始めた。慌てて画面を見ると、そこにはまたもやEchoの姿が映し出されていた。短い青い髪と冷ややかな雰囲気。彼女の存在は、いつもながら神秘的で威圧感さえ感じさせる。


「こんな時間に……どうして?」


Echoは画面越しに光也をじっと見つめた。そして、静かに口を開く。


「Lunaの周りが騒がしくなっているみたいだね。」


その一言に光也の胸がざわついた。彼女がLunaの炎上について触れるとは思わなかった。彼は思わず聞き返した。


「どうしてそれを……?」


Echoは微笑むでもなく、ただ落ち着いた声で続けた。


「君は、推しを守ろうと奮闘している。でも、それで本当にLunaを救えると思う?」


光也は息を飲んだ。彼女の問いは、自分の行動の意味を突きつけるものだった。


「俺は……Lunaのことが好きで、彼女を守りたいだけだ。批判に負けてほしくないんだ!」


熱くなる声を押さえきれずに答えた光也に、Echoは少し首を傾げた。


「守りたいという気持ちはわかる。でも、それは本当にLunaのためなのかな?」


その言葉に光也は言葉を詰まらせた。彼女の言葉は、これまで考えたことのない視点を突きつけてきた。SNS上の争いに参加することが、果たしてLunaのためになるのか――。


Echoはさらに言葉を続けた。


「推しは、ファンに支えられるだけじゃなく、その存在自体でファンを支えている。Lunaもそうでしょ?」


光也は黙ったまま画面を見つめた。確かにLunaの笑顔や言葉は、自分を何度も救ってくれた。でも、それが今の状況で彼女にどれだけ負担をかけているのか、考えたことがなかった。


「じゃあ、どうすればいいんだよ……。」


思わず漏れたその言葉に、Echoは少しだけ柔らかい声で答えた。


「本当に守りたいなら、まず自分が強くなることだよ。推しの負担にならない、支えになれる存在にね。」


その言葉を残し、Echoの映像はふっと消えた。画面越しの彼女の言葉は、光也の胸に重く響いていた。そして彼は初めて、自分の行動を見つめ直す必要があると気づいた。

Xにも同時投稿中。X版はイメージ画像付き。

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