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「僕と世界と推しと」  作者: - 晩26 -
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第10話 - 謎のVtuber現る

Lunaのライブの準備が進む中、光也のSNSにはある名前が目立つようになっていた。その名前は「Echo」。ある日、彼のタイムラインに突然流れてきた動画が目を引いた。


画面に映るのは、白と青を基調としたシンプルなデザインのキャラクター。Echoと名乗るそのVtuberは、落ち着いた低い声でこう語りかけていた。


「私はEcho。真実と理想の狭間で生まれた存在です。あなたの心に問いかけたい。推し活に、意味はありますか?」


その瞬間、光也の胸に小さな衝撃が走った。動画はLunaのような明るい雰囲気とは対照的で、どこか冷ややかで不思議な魅力を放っていた。


「何だこの感じ……?」


動画のコメント欄は賛否両論だった。


「哲学的で面白い!」 「Lunaのアンチか? それともライバル?」


その後、Echoの名前はSNSで一気に話題となり、トレンド入りを果たした。光也は好奇心に駆られ、Echoの配信を覗いてみることにした。


配信画面に映るEchoは、どこか神秘的な存在感を持っていた。背景は静寂を感じさせる青い光で彩られ、彼女の声が静かに響く。


「あなたの推しが輝いているのは、あなたのためですか? それとも……。」


その問いかけはまるで光也に直接向けられたかのようだった。彼はコメントを打ち込もうとしたが、指が止まった。Echoの声には妙な説得力があり、光也は画面の向こうの彼女に飲み込まれるような感覚を覚えた。


配信が終わると、光也は心の中でLunaとEchoを比較している自分に気づいた。


「なんでだろう……Lunaが一番だって思ってるのに。」


Echoの存在は、光也の中に揺さぶりをかけていた。推し活への純粋な思いと、未知の感覚に引き寄せられる自分。その葛藤が、彼を新たなステージへと導こうとしていた。

Xにも同時投稿中。X版はイメージ画像付き。

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https://x.com/bank26nt

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