↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
117/252

メロンクリームソーダとスカッとする飲み物の実験教室




その日万次郎茶屋では、まだまだ明けない梅雨の中。

急な夏真っ盛りの暑さに花夜の所から帰って来た愛之助達が悲鳴をあげていた。


「暑いー!愛満、外すごく暑かったよ。」


「あちゅかちゃ!」


「すん~~~ごく暑かったへけっよ!」


「本当に暑かったでござるよ。愛満がくれた麦わら帽子が無かったら、拙者達力尽きて倒れていたかもしれないでござるよ。」


タリサ達4人は、何やら作業中の愛満の回りをうろちょろしながら口々に外の暑さを伝える。


「そんなに暑かったんだ。今日は店から一歩も出てないから解らなかったよ。

けど、ちゃんと約束通りに麦わら帽子被っていってくれたんだね。偉い、偉い。明日も外に出かける時は、今日みたいに麦わら帽子被っていくんだよ。あと、水筒も忘れずにね。

じゃないと熱射病や熱中症になって辛い思いするから」


「解ってるでござるよ。山背のようになりたくないでござるから約束は必ず守るでござる!」


「僕も全体守るよ!だって山背のようになりたくないもん。ね、マヤラ。」


「あい!マヤラもまもりまちゅ!」


「僕も全体守るへけっ!」


ついこの間、山背が軽い熱射病になった事が発覚するなか。愛之助達4人は良い子の返事をするのであった。



◇◇◇◇◇



そうして、その後も今日あった事等を愛満に4人が話していると、何やら混ぜたり、温めたり、氷水で冷やしたり、ときどきかき混ぜたりと忙しく作業していた愛満が完成の声をあげる。


「よし!コレで良いかなぁ?完成!!」


そんな愛満の声に話ながらも愛満の作業を興味津々で見ていたタリサ達が何が出来たのかと興味津々の様子で質問する。


「えっ!何が出来たの?教えて教えて!」


「にゃにができちゃの?」


「何が出来たへけっか?」


「これ?これはね。牛乳と卵黄、砂糖、蜂蜜を使ってアイスクリームを作ったんだよ。」


突然、とある物を飲み食べたくなり。少々手間隙がかかるものの。どうせなら一から作ってみるかと考え。

アイスクリームを作っていた愛満は、完成したばかりのアイスクリームをタリサ達に見せてあげながら嬉しそうにニコニコ微笑み。自身お手製のアイスクリームが完成した事を伝える。


するとアイスクリームと聞いた光貴が興奮した様子で身をのりだし。


「アイスクリームへけっ!この前お風呂上がりに食べたアイスクリームへけっか!?」


「うん。そのアイスクリームだよ。けど、今回はちょっと懐かしいアイスクリンぽいかなぁ。」


「アイスクリームでもアイスクリンでも どっちでもいいへけっよ!

そ、それでそのアイスクリームは、もう食べれるへけっか?今日のおやつになるへけっか?」


完成したばかりのアイスクリームに熱いまなざしをむけながら、期待した様子で愛満に質問する。


そんな光貴の質問に、愛満は不適な笑みを浮かべながら、とある飲み物に必要な材料をお盆にいろいろ乗せながら


「フッフッフ♪ねぇ光貴。このアイスクリームを使って、グレードアップさせたアイスクリーム食べたくない?」


「アイスクリームをグレードアップさせた食べ物へけっか?……うん!食べたいへけっ!」


光貴の返事を聞いた愛満は、更に愛之助達3人にも


「フッフッフ♪愛之助、タリサ、マヤラ。3人も今から暑い夏をスカッとさせる甘くて美味しい、冷たい飲み物飲みたくない?」


「暑い夏をスカッとさせる甘い飲み物でござるか?…もちろん!拙者達も飲みたいでござるよ!」


「タリサも飲んでみたい!マヤラも飲みたいよね?」


「あい!マヤラもにょめるよ!にょむのだ!」


「よし!なら、この前の熱射病で落ち込んでる山瀬も含めて、皆でスカッとする甘い飲み物を作りに行こう!」


愛満が愛之助達4人の興味を惹き付けるなか。愛満達5人は、店番をしてくれている山背がいる店内へと移動するのであった。



◇◇◇◇◇



「みんな~さん!自分の目の前にコップ、小皿2枚は有りますか?」


何やらノリノリな様子のだて眼鏡、白衣姿の愛満が、愛之助達が座るテーブル席の前に立ち。とある有名な、で○じ○う先生を少し意識しつつ。愛之助達へと教鞭をとるなか


「はい!」


「あい!」


「はいへけっ!」


「はいでござるよ!」


「はいなのじゃ!」


同じ白衣姿の愛之助達が元気良く返事する。


「では各小皿に、片方は重曹、片方はクエン酸をティースプーン一杯ずつ入れ。それぞれ少量の水で溶かしておいて下さい。」


教師役の愛満自身も皆と同じ作業をしながら愛之助達の作業具合を確認しつつ。次の作業行程の指示を出す。


「そしたら次にコップ半分に準備した冷水を注ぎ。メロンシロップと砂糖を加え。お好みの甘さに調整して下さい。

と、ちょっとそこの山背君!君、さっきから見てたら砂糖入れすぎですよ。何杯入れるんですか!

いくら砂糖を入れなきゃ甘くならないからと言って、入れすぎるとカロリーが高くなちゃいますよ!」


「(むっ!見つかってしもうたか。)愛満先生、すまん、すまん。気を付けるのじゃ。

(ちぇ、見つからんと思うたのじゃが、見られておったとは不覚をとられたわ。次は見つからんように気を付けねば。)」


砂糖を入れすぎる困った爺さん生徒を注意したりしながら、それぞれ好みの甘さのメロン水が出来る。


「ではでは、本日開催されてる。この実験教室の目玉!待ちに待ったソーダ水作りに移ります。皆さん、よろしいですか?

それでは、先ほどのメロン水のコップに少量の水で溶いた重曹水とクエン酸水を順番に投入します。

…………すると、あら不思議!!

コップの中で重曹水とクエン酸水が混ぜ合わさった瞬間、激しく発泡し。炭酸ジュースの完成です!

発泡や炭酸ジュースが(あふ)れそうになったりとビックリするかも知れませんが、皆さん 落ち着いて作業して下さいね。

では、完成した人から先生に声をかけて下さい。」


先生役に成りきった愛満が、自身のコップでメロン味の炭酸ジュースを作り。皆に説明し終えるなか。

愛満先生の説明を聞いた愛之助達は、少々恐る恐るであるが、重曹水とクエン酸水をメロン水に順番に投入すると


「うわー!スゴいシュワシュワいってる!スゲー!」


「本当へけっ。スゴいシュワシュワいってるへけっ。」


「ほぉ~。この二つを混ぜるとシュワシュワするのじゃな。面白いのじゃ!」


そんな中、周りの発泡に驚き。なかなか重曹水とクエン酸水を自身のメロン水に投入出来ないマヤラの様子に気付いた愛之助が


「マヤラ、大丈夫でござるよ。拙者と一緒に入れようでござるよ。」


「あいのちゅけ、ありがちょ。」


タリサのお手伝いをしてあげたりして、各自メロン味の炭酸ジュースが完成。


「それでは皆さん、各々のメロン炭酸ジュースが完成したようなので、今日は特別にスペシャル番で!!

氷の変わりに、この冷たく凍らせたメロンの果肉の切り身を氷変わりに入れ。

更に更に!その上にお手製のアイスクリーム、このために手作りしたチェリーコンポーネントを飾り。

老若男女問わず。大人も子供も大好きな『メロンクリームソーダ』の完成です!」


完成したメロン炭酸ジュース(メロンソーダ)の上に、愛満お手製のアイスクリームやチェリーコンポートをトッピングし。

愛之助達大歓声の中、大人も子供も大好きな『メロンクリームソーダ』が完成する。



◇◇◇◇◇



そうしてその後、愛満達は皆で美味しく楽しく、ワイワイガヤガヤと『メロンクリームソーダ』を堪能し。

愛之助達大満足のなか。ある日の暑い1日が、スカッとした甘い飲み物と共に過ぎていくのであった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。