逆、追い込み、おとしまえを取る
相手の組山正組は組員4000人で弟も同じ山賀組の直参で東龍会組員2500人、兄弟合わせると6500人の数だ。
盛岡組も先の関東、東北進出で組員が2300人と倍増してた。
山賀組から破門、覚悟で、組から追い出される。抗争となれば数の劣勢は明らかである。
破門。絶縁、破門よりキツイ処分。に成れば、山賀組全体を敵に廻す訳だから、まず、ヤクザ世界では生きては行けない。
中島は僅か80人で山賀組3万人を相手する腹くくた、覚悟決めた
翌日、吉岡が藤田美咲と言ゅ女性を連れて近くの喫茶店にあらわれた。
「頭、おつかれ様です。ご迷惑掛けて、すいません。」
「藤田美咲です、私はの事で迷惑掛けてすいません。」
あたまを下げる、藤田美咲に、
中島は、問いかけた。
「ホンマにヤクザの女に成る覚悟は有るんか、カタギの、一般人。嫁入りとは違うで。」
「旦那が、長い懲役を掛ける事もあるで、その間、待てるか」
「はい、まてます。吉岡に相談した、時から覚悟は決めてます。」
「だがな、簡単に返事するけど
懲役を掛ける間に男と、間違いを、浮気。起したら、最悪、命を落す事に成るで、その、覚悟をわ出来てるか」
藤田美咲の目を見ながら、聞いた。
「はい、出来てます。」
返事は早かった。
「頭、」
吉岡が中島の目を見る
沈黙の後
「吉岡、腹くくれや、親父、田乃倉組長に合ってくるわ」
この時田乃倉は、身体を壊して入院してた。
中島は、すっかりて関西弁になってた。じゅんのが早い
中島は入院先の病院をたずね。
親父、田乃倉に向かって経緯を話した。
田乃倉組は
「お前に任せる、田乃倉組をここ迄したのは、お前や。頭の動きに間違い無いやろ」
考える暇も無く軽く、了解した。
「はい、山正組本部」
当番が電話にでる
「私、盛岡組、田乃倉組の中島と言ゅ者ですが、頭の佐野さんは、いてますか。」
「はい、おりますが、どのような、用事でしょいか?」
「佐野さんに、直接お話したいんですが、変わっていただけますか」
「分かりました。今、変わります」
「佐野ですが、どんな、用事ですか」
「折り入って、ますので、時間を作って頂けませんか」
「夕方なら、空いてますが、近くの、喫茶店でよろしか」
「結構です、近くまでよりましたら、連絡入れますので」
電話を切った、2次団体の頭に
3次団体の頭がする会話でわ無い、
山正組の頭、佐野にも田乃倉の中島の事は知られてた。19才で3次団体とは言え、80人の組の頭を1年足らずで成ったのである
その上、事務所を建設してる、となれば、山賀組全体に知れわたっていた。
山正組は大阪市北区に本部を構えてた。
「すみません、時間を作って貰いまして」
「構わんが、どんな用事で」
「山正組では、どんな、落とし前付けてくれるんでか。」
「なんや、イキナリ、喧嘩うってるんか、こら」
「南の、ホストクラブ、ハッピーナイト、山正組の経営でんな」
「そうやが、それが、どないしたんじゃ」
「どないも、こないも、有るかい、そこの、三橋ショーと言ゅホストがうちの若い者の女を食いもんにしとるをや、店に聞いてみ」
「ちょと、まて、イキナリの話やから、訳が分からん、責任者に聞くから、ちょとまてや」
佐野は店の責任者に電話で事情を聞き始めた。