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異世界でロードアウトを組んで生き残る~FPSゲーマーの転生記~  作者: 眼鏡丸


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11/16

1-11. 新しいおもちゃ買ってもらった時って、寝れないよね。


翌日。

頭の痛さと胃の気持ち悪さで目が覚める。

ちなみにケーキは三人でちゃんと食べた。


一応護衛としてお願いしている面もあるんだとお小言を言われたものの、一応ギルドではそれなりの評価だってこととランク、昨日の稼ぎを伝えると多少は留飲がさがったみたいだ。

ライカ、ありがとう。


さて、弾薬だなんだかんだ装備の補充を行い、残金は30,000CPほど。

装備は最低限そろっていることを考えると、あと13万CPでMP5が買える。

次の銃にMP5を選んだ理由は、FPSゲームでブレが少ない性能なことが多く扱いやすいイメージがあることと、P2000と同じ9mm弾薬を使用している点だ。

交戦距離とトレードオフにはなるが、メリットの方が上回ると判断した。


そもそも長距離で狙撃しないといけないようなシーンはなかったしな。

昨日のグラスリザードレベルの魔物を狩るくらいなら問題ないだろう。

けしてH&Kの回し者なんかじゃない、けして。


さて、それじゃ金稼ぎますかね。依頼が残っているといいが。


------------------------------------------------------------------------------


それから1週間ほど。


ブロンズランクでも受けれるような魔物を狩り、合間で薬草も集めこつこつ貯金を行った。

ついに、必要経費をさっぴいた上で、MP5を購入しても十分な資金がたまったのだ。

ちなみにレベルも多少上がったが、解放される要素は装備品回りばかりだった。

一応なんかあった時のためにフラググレネードは購入した。

なんかレベルの上りが遅い気がする。ここからは結構大変かもな。


姉妹はすでに就寝したころ。

すでに慣れてきたベッドの上で、意を決してMP5の購入ウィンドウを開く。


根が小市民ジャパニーズだからな、高い買い物をするときはちょっと躊躇してしまう。

ええい、ままよ!

購入決定を選択し、手元にMP5のSDタイプが現れる。


「うおぉ…、かっけぇ…!」


P2000の時も実銃の感動はあったが、SMGだとその感動もさらに増す。

わかるよね、この感覚。


SDタイプはMP5のサプレッサー内蔵タイプだ。

この世界、魔物を相手にすること考えると消音性は結構大事だからな。

しかも3点バーストもついている。

ゲームだとあったりなかったりだったけど、こういうのは製造年のモデルの違いなのかね?


早く撃ちたいが、すでに夜更け。

依頼を受けて試射したいな。


テンション上がってなかなか寝付けないので、MP5をじっくり眺める。


「いやぁ…いいわぁ、これ。」


にやつきが止まらないまま、追加マガジンとファストローダーも購入し弾込めを行ったところでようやく眠気が来た。


------------------------------------------------------------------------------


翌日。

姉妹にテンションの可笑しさを指摘されつつも、早速ギルドへ赴く。


「わ、ファイブさん今日は早いっすね。まだ誰も来てないっすよ。」


さすがに朝早すぎたらしい、ナタリーにびっくりされた。

見れば依頼もこれから張り出されるみたいだ。


「あぁ、ちょっと試したいことがあってな。」


「??よくわかりませんが、ファイブさんには次受けてもらう依頼は決まってるっすよ。」


「ん?どういうことだ?」


「ここ1週間で既定の条件満たしたので、次はシルバー1への昇格依頼を受けてもらうっす!

内容はこれっすね。」


「シルバー1…」


そうして渡された依頼書を見ると、レッサーグリフォンの討伐と書かれている。


「レッサーグリフォン?聞いたことのない魔物だな。」


「ファイブさん、いつも草原のほう行ってたっすもんね。反対の森に向かうと出てくる非行型の魔物っす。ランダルフの町とつながってて、商人とかが襲われるので定期的に依頼を出してるっす。」


確かに、反対側はあんま行ってなかったな。

武器がハンドガン一丁で、不測の事態は避けたかったので未知のエリアには行かないようにしていた。

なるほど、MP5の初実戦としてはうってつけじゃないか。


となると、試射はここで済ませていくか。


「わかった。ちょっと演習場を借りれるか?」


「はい、この時間なら誰もいないので大丈夫っすよ。」


ナタリーに許可をもらえたので演習場へ向かう。

インベントリからMP5を出し、まずは単発で演習場の的に向かって狙いを定め、射撃。


「おぉ…」


やはりリコイルが非常に少ない。

ゲームのイメージ通りだ。

そのあと遠距離の的も狙い、3点バースト、フルオートと試射を行う。


3点バーストまでは、遠距離だとしてもかなりの命中精度を誇った。

フルオートは遠距離だと的に撃つことはできるが、どうしても多少のブレは出てしまう。

精密射撃は単発か3点で行うべきか。

あとスコープもいるな。前世で見た動画で退役軍人が見やすいと言っていた、ACOGにするか。


きっちり2マグ撃ちきったところで、気配を感じ後ろを振り返るとランバートさんが見に来ていた。


「ランバートさん。おはようございます。」


「おう、おはよう。

しかし、こりゃまた変わった形の魔道具だな。」


「前のやつより強いぞ。」


「見りゃわかる、あんな連射できるんだからな

今日が昇格依頼だから緊張でもしてるかと思ったが、お前は心配無さそうだ。」


「よっぽどなイレギュラーとかない限りは大丈夫だと思うけどな。初めての相手だから用心していくつもりだ。」


「それでいい。てめぇの実力を過信したやつから死んでいくからな、冒険者ってのは。」


どの世界でも似たような教訓があるもんだな。

まぁ、冒険者は命張ってるし特にか。


「それじゃ、そろそろ出発する。」


「おう、気をつけてな。」


MP5をバックパック(インベントリ)にしまい、受付で手続きをして、ナタリーに教えてもらった森に出発だ。


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