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シャララーン。海の支配者・勇者達を従える者  作者: 伝説の男前
地球への長い旅
38/73

授業

エビッちは寝不足である、土日週末が宴会の後処理で潰され月曜日の朝明るくなる時間帯まで後処理作業をしていた。

深海に行ったままの二人を探しまくり、回収。

剣聖の作った芸術とも言える大量のお造り、焼き物、炊き込みご飯など近所の国に配って廻った。

掃除はメイド達スタッフの担当だが、牙の食い残しの粉砕されたテーブルとか、モザイクげろリンの掃除はエビッちに任された。

将軍様と魔王の将棋はリアルに拡張して武器・魔法の戦闘で、地形が変わったそうだ。エビッちは近隣住民に謝って廻った。


さすが、丸投げに関してはシャララーンは定評がある。


と言うことで、有意義な休日も終わり月曜日朝の授業である。


シャララーン:「みなさーん。おはようございます。

  みんなの楽しみの授業です。

  (航空規程の講義は寝るけどね)」


受付嬢:「一時限目は観光攻略の授業です。

  マニュアルの執筆者よりもなぜか詳しいので、この教科を教える事に成りました。

  みんなの興味のあることを教えて下さい。

  調べて後日、回答します。

  講義の前にリクエストを受け付けます」


コンリン:「はーい。精霊の星について知りたい」

剣聖 :「宇宙で一番うまい料理の作り方を知りたい。もしくは名産地を知りたい」

天子:「日本の東北について知りたい」

牙:「争いに獰猛な種族のすむ星は?」


受付嬢:「まずはそれだけかな?後からのリクエストも受け付けます。

  すぐに回答できるの質問から回答していきます。


  宇宙で一番うまい料理は、この星か、地球だと考えられています。

  まあ、味の好みがあるので、一概には言えませんがね。


  獰猛な種族が住む星というか地域は金星周辺らしいです。

  常に戦争をしていると観測されています。


  後は調べてから回答します」


シャララーン:「東北はわかります。

  日本の東の北にある地域。

  その地域の歯白山に烏天狗の伝説が残っているそうです」


ガウス:「精霊の星は冥王星らしいです」


受付嬢:「回答ありがとう。では、通常の授業に戻ります。

  攻略本の4ページ目を開いてください。

  全宇宙で通用する『値切り方』です」


と、こんな感じで授業は進むのであった。

先生の教え方が上手なのかとても真剣に授業を受けている生徒であった。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


二時限目、航路規定


ガウス:「えー、まずは移動機の移動する仕組みを理解する必要があります。

  移動原理により規定が変わってきますので、よく理解してください。

  我々の移動機の移動は六本足を使います。

  クモの六本足です」


ミーシャ :「なんで足なんですか?ツバサではないのですか?」


ガウス:「移動機のモデルが我々魔族です。魔族は手が四本。

  足が二本あります。

  宇宙空間ではツバサでも足でも移動時間は変わりません。

  すなわち、答えは六本足がかっこいい、からです。

  それと、宇宙で移動機を使うと理論的に未来に行けます。

  残念ながら過去には絶対にいけません。

  テレポートと言われる瞬時移動も絶対に不可能です。中二病患者の妄想です。

  理由は簡単、瞬時移動には無限のエネルギが必要になります。」


人形 :「それって、無限のエネルギーがあれば、瞬間転移が可能?」


ガウス:「はい。可能です」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


三時限目、宇宙空間での行動実習


ガウス:「宇宙空間での行動実習ですが、魔王軍が使っている施設があります。

  大魔王様のご厚意により使わせてもらうことになりました」


施設へ移動


ガウス:「この施設では、高加速、無重力、重重力、高圧力、逆高圧力などを体験してもらい、

  徐々に慣れてもらいます。

  最終的に装備なしで、宇宙空間に出ることを目指します」


ミーシャ:「それ絶対ダメなやつ」


ガウス:「できる人もいます。ヤマダ君はできますよね」


ヤマダ:「当然」


ミーシャ:「って、大魔王でしょ。比べてほしくない」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


週休二日制の講義、実習も順調に終わり。

来週からは、実家へ一時帰宅するスケジュールでした・・・。


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