表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
21/25

伊吹 第21話「周りは確定事項で進んでいく」

伊吹 第21話「周りは確定事項で進んでいく」


エントランス。

掲示板に新しい張り紙が増えていた。


『最近、夜間の騒音は確認されていません。

また、麗子・夕凪様ご夫妻により治安が安定しています』


「・・・ご夫妻?」


伊吹はその文字を見て固まる。


「治安が安定? ここで何が起こってたんだよ」


***


管理人が清掃していた。


「すんません。この張り紙、間違えてますよ」

「騒音ですか」

「いや“ご夫妻”の方だよ。作成中に分かるだろ」

「え? あのいつも一緒の」

「一緒にいる=結婚してるじゃないんだよなぁ」

「でも仲良さそうですよね」

「それは否定しないけど!」


後ろから、ひかりが来た。


「あーあの2人? 付き合ってるやろ普通に」

「当の本人たちは否定してんだよ」


夕凪に連絡する。

再度、本人に聞くことにした。


何が起こってんだよ。

俺一人、世界線でも変わったのか。怖すぎるだろ。


スーパーマーケットのイートインコーナー。

子供たちが走り回っている。


夕凪と麗子さんが何か食べて、何か飲んでいた。

近づく。


「伊吹も食べる?」


ピザだった。


「なぁ、マンションの張り紙、見たか」

「見たよ」

「お前ら、付き合ってんの?」


モグモグ食べていた麗子さんが言う。


「定義が未確定です」

「まぁ、いないと気になるかな」


俺は脱力する。


「お前ら、勝手に夫婦認定されてんだぞ! いいのか、あれ」


買い物中の親子。

母親が子供に言う。


「ほら、いつも仲良しのお兄さんとお姉さんよ」

「ママ、あの2人、カップル?」

「そうね」

「なんで第三者が関係を確定してんだよ!」


この状況が理解できない。

俺の方が間違ってるのか?

いや、そんなわけない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ