恋愛編 第15話「新作料理の配給で完食、これはSDGsです」
恋愛編 第15話「新作料理の配給で完食、これはSDGsです」
会社に自宅の鍵を忘れる。
お腹が空いたので。
マンション内の自動販売機前でプロテインを真顔で全力でシャカシャカ振っていた。
「麗子さん、こんなところで何してるの?」
「今から会社に戻るところです・・・鍵を忘れたので」
食材の買い物帰りの夕凪くんと遭遇
私は、空腹でお腹をさする。
「今から新作の料理作るから、後で味見してくれる? あそこのスーパーのイートインコーナーで食べようよ。電子レンジ大きいとこ。麗子さん、戻ったら連絡してくれる?――それじゃあ」
夕凪くんは去っていった。
連絡先は、私が優秀な追跡者に尾行され、家の周りを周回していたのを夕凪くんが目撃後。
「不審者がいたらお互い声をかけ合おう」という合理的な提案をもらった際に交換済みだ。
「新作料理・・・味見・・・そういえば、文代おばあちゃんにも渡していた・・・あれか」
混乱しながら、とりあえず会社に戻ることにした。
あまりの空腹のため。
私は夕凪くんの新作料理をいただくことにした。
イートインコーナーで合流。
電子レンジで温めてくれる。
キーマカレーと豆腐ハンバーグ。
「この脂質のバランスは——」
「それ、冷めるよ」
「・・・いただきます」
美味しい。
夕凪くん料理できる。すごい。
「味どう?薄くない?」
「いいえ、むしろ私はもう少し薄味でも好みです」
完食した。
「麗子さん、完食だね」
「SDGsです」
夕凪くんは少し驚いた表情をしていた。
「次は天気の良い日に外で食べたいね。向こうの公園に屋根付きのテーブルと椅子あるとこ。来月はそこで食べようよ」
「はい」
来月の味見も決まった。
そして。
月一開催になる。




