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けっか
切れ味は伝説の剣をしのぐであろう武器、その一刀が、魔王の眼前に迫る。
魔王はそれを掌底で刃の側面から押し上げると、前蹴りを勇者の腹部に直撃させた。
吹き飛ぶ勇者、体を回転させ着地、するとすぐに二刀を構え迫る
甘く見ていた事実は認めよう、傷つけられたことも認めよう、勇者の脅威も認めよう。
勇者が、足を踏み出すよりも速く、魔王は勇者の眼前へ移動、そして突き出すように放たれる蹴りが、勇者を吹き飛ばし、壁に激突させた。
(だが)
「ッ!」
勇者の目前に、魔王――
魔王の目にもとまらぬ連続蹴りが、勇者に反撃の隙も与えることなく着弾してゆく
その回数は瞬く間に1000を超え、蹴り終えた魔王は、足を払うように振り、足に纏った漆黒魔法を解除する。
それと同時に、魔王は足を地面につけた。
そして勇者の体は崩れ落ち、地面に倒れた。
「勝つのは余だ!」




