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制服
※音凪と透真 中学生/会話主体
俺たちは今日、中学生になった——
透真「!」
音凪「透真、おはよう」
透真「お、おはよう」
音凪「ふふっ。お互いはじめての制服だね」
透真「うん。……なんか、変な感じ」
音凪「! ……似合わない、かな……?」
透真「えっ?! あっいや、違う! そうじゃなくて……」
音凪「うん?」
透真「……似合ってる」
音凪「そう? ふふっ。よかった」
透真「……うん」
音凪「透真も似合ってるよ」
透真「!!」
音凪「私たち、ちゃんと成長してるね」
透真「あっ……うん、そうだな(そういう意味か……)」
音凪「……」じぃー
透真「……音凪?」
音凪「透真って、黒が似合うんだね」
透真「へっ? ……そう?」
音凪「うん。シュッとしててかっこいいよ」
透真「そ、そっか!(私服今度から黒ベースにしよう)」
音凪「あっ……そろそろ行かないと遅くなっちゃうね」
透真「そうだな。行くか」
音凪「……桜、きれいだねぇ」
透真「帰りに土手の方も行く? あっちの方はもっと桜の木あっただろ?」
音凪「! そうだね」
音凪は目を細めて、柔く微笑んだ。
透真(やっぱり、変な感じだ)
透真は自分の顔に籠る熱を誤魔化すように、前を向いた。




