表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/48

プロローグ

見つけてくださって、ありがとうございます!

完結まで毎日更新していく予定ですので、最後まで楽しんでいただけるように頑張ります(⋈◍>◡<◍)。✧♡

「アメリー、約束よ。この力のことは誰にも知られないようにすること。いいわね?」


 黒い巻き毛と空色の瞳の少女は、母親に向かって大きく頷いた。


「はい、約束します」


 抱えるには大きすぎる竪琴を習い始めて五年、八歳になったアメリーはその日、初めて死者の声を聞いた。


〈これでもう思い残すことはないわ〉


 聞いたことのないやさしい女性の声だった。母親が言うには、アメリーの生まれるずっと前に亡くなった祖母の声だという。


 竪琴の音色を媒介に、死者の魂と言葉を交わすことのできる特異な能力は、代々母から娘に受け継がれる。祖母の声が聞こえたことで、アメリーは次の『竪琴の継承者』と認められたのだ。


 そして、祖母はそれを見届け、満足して天に昇って行った。


「あ、でもね、後継者を授けてくれる伴侶にだけは、教えてもかまわないのよ」


 母親が思い出したように付け加えた。


 アメリーが「どうして?」と聞いても、「その答えは自分で見つけなさい」と、教えてもらえなかった。

感想・レビュー、大歓迎です!

続きが気になると思っていただけたら、ぜひブックマークで♪

★★★★★で応援していただけると、励みになります!


なお、この作品はカクヨム様にて先行公開中です。

よろしければ、続きはこちらで⤵

https://kakuyomu.jp/works/16818093081775479651

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ