はじまり
何で俺達はこんな所に居るんだ
「なあ、玲於奈」
「うん?」
「俺たちなんでこんな所に居るの?」
「さあね」
というか、俺何してたんだっけ
俺、八軒貴志は…剣道部の主将で
えーと…こいつは菅野玲於奈俺の友人だ…うん
久々に部活もなかったから此奴の家に遊びに行ったんだよな
で…どうしたんだっけ?
いや、薄っすら覚えているのはあいつの部屋の渦…
「な、なあ玲於奈お前…」
「うん?」
「お前なのか?」
そう聞くと玲於奈はニヤリと笑う
「もう、思い出しちゃったのかぁ」
「っ!」
「うん、俺がお前を巻き込んだんだよ」
クスクス笑いながらそんな事を言うコイツが怖いと思った
「お、まえ。なんで…オレ」
「フフフ、思考停止状態?」
ちょっと待て!
俺は何でお前に巻き込まれなきゃいけなかったんだ?
試合も近かったんだぞ
ふざけるなふざけるなふざけるな
「玲於奈!てめえ、ふざけんなよ!」
いうが早いか俺は玲於奈を殴っていた
「痛いなぁ…。俺だって、ここに来られるか半信半疑だったんだけどね」
「どういうことだよ!」
「んー…まあ、お前が俺の家に来る前はただの魔法陣だったんだよ」
「でも…俺が見たのは黒い渦だったぞ…」
「ふうん…てことはやっぱり発動条件は貴志だったのかな。それとも一人分の力では少々足りなかったのか…」
玲於奈は顎に手を当ててブツブツと考え事をしている
その姿に俺の怒りはドンドン萎む
いつもの分析好きな彼だったからだろう
「何でお前はそんな冷静なんだよ。ここに連れてきたのはお前だけれども」
そう聞くと玲於奈はニヤリと悪い笑みをしてこう答えた
「だって、俺あの世界大嫌いだから」
ここまで読んでいただきありがとうございます。
オリジナルで物語を書くのが初めてですがよろしくお願いします




