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浮かび上がる

夢を見た。

昔々の、大昔の夢。

目が覚めた。

夢はさっぱり忘れていた。




こぽこぽ、こぽこぽっ、ごぼっ、ごぼ。


深海の泡が浮いてくる音。

泡は徐々に大きくなる。

目覚ましが鳴っている。


てっぺんを摘まんでやると、ぼこりっ、ぼわん、と深みに沈んでいた死体がついに海原に浮かんだような音を立てて目覚ましは息絶えた。


そうしてまた、明日も息絶えるために深海に密やかなあぶくが蓄えられてゆく。


僕は完全に目を覚まし起き上がった。

朝だ。


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